文:ラリーズ編集部
<卓球・ITTF混合チームワールドカップ2024 日程:12月1~8日 場所:成都(中国)>
7日、ITTF混合チームワールドカップは大会7日目を迎え、第2ステージ第6試合で日本は中国香港に敗れた。
試合後、日本代表の田勢邦史監督と田中佑汰(個人)が報道陣の質問に答えた。
田中佑汰 コメント
試合を振り返って
香港戦はグループリーグを突破するのが難しいなかで挑んだ試合でした。とはいえ大事な試合であることに変わりはないので、一人ひとりが一戦一戦戦い抜きましたし、カウント7-8で負けてしまいましたけど、一本一本繋いだ結果、ここまで勝負ができたのだと思います。
結果に満足はしていなんですけど、(試合を通して)いろいろ感じたこともありましたし、考えさせられることが多かった大会でした。
混合W杯全体を振り返って
やはり、3番の男子シングルスは特に重要だなと感じました。1ゲーム1ゲームがかなり重要になっているので、これまでにない新鮮な気持ちで試合ができましたが、同時に勝ち抜くことの難しさも感じました。
田勢邦史監督 コメント
韓国戦を振り返って
写真:田勢邦史監督/撮影:ラリーズ編集部
全員の戦い方は悪くなかったですが、取らなきゃいけない部分を取れなかったところが大きかったです。混合W杯のルール上、1ゲームの価値がかなり大きいので、そこが痛かった部分ですね。
とはいえ、韓国はほぼフルメンバーだったこともあり、なかなか点数を取るのが難しかったと思います。全体としては悪いゲームではなかったです。
香港戦を振り返って
選手全員には「(予選リーグ最後の試合は)勝って終ろう」と言っていました。負けはしましたが、最後も7-7まで競ることができたので、いい試合だったと思います。
混合W杯全体を振り返って
メダル獲得はできませんでしたが、選手たちはみなよく頑張ってくれました。もちろん、選手個々では反省する部分もあるかと思いますが、この大勢の観客の前でプレーすることは緊張すると思いますし、3ゲームのなかで自分の得意なことを出しながら相手の弱点を責めていくのは簡単なことではないので、選手にとっては非常にいい経験になったのではないかなと思います。
あとは、試合を見ていると選手のクセが見えてくるので、そのあたりを選手たちが自分自身で感じ取って克服してもらえれば、次につながるとは思いました。