文:ラリーズ編集部
<卓球 WTTコンテンダードーハ 2月28日~3月6日 カタール・ドーハ>
5日、東京五輪代表に内定している伊藤美誠(スターツ)が、WTTコンテンダー女子シングルス準決勝で、于梦雨(ユモンユ・シンガポール)にゲームカウント4-1で勝利した。
世界ランク3位の伊藤vsTリーグ9勝の于梦雨
写真:伊藤美誠/提供:ittfworld
世界ランキング3位の伊藤は、本日行われた準々決勝で梁夏銀(ヤンハウン・韓国)に勝利し、勝ち上がってきた。中国選手が参加していない今大会は第1シードに位置しており、優勝候補として申し分ない活躍を見せている。
一方の于梦雨は、2016年のリオ五輪でシングルスベスト8、団体ベスト4という実績を持つシンガポール代表選手。Tリーグでは日本生命レッドエルフでプレーしており、サードシーズンはシングルス9勝6敗の成績でチームに貢献していた。また、今大会は平野美宇(日本生命)を下しており、勢いに乗っている。
写真:于梦雨(日本生命)/提供:©T.LEAGUE
多彩な技術で伊藤が勝利
第1ゲームのデュースを于梦雨が奪い、迎えた第2ゲーム。伊藤が9点目を先に奪うも、于梦雨が徐々に追い上げてくる。9-7となった場面で、伊藤がバックハンドで緩く前に落とし、あわや2バウンドするのではないかというプレーで流れを断ち切り、11-7。ゲームカウント1-1に追いついた。
そこから伊藤は、持ち前の変化の大きいサービス、力強いスマッシュとバックハンドに加えて、カットでの粘りなど多彩な技術の引き出しを見せ、見事ゲームカウント4-1で白星を掴んだ。
勝利した伊藤は、決勝で木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)と早田ひな(日本生命)の勝者と対戦する。
女子シングルス準決勝
〇伊藤美誠 4-1 于梦雨(シンガポール)
11-13/11-7/11-9/11-5/13-11