16歳パヴァデらが五輪出場権を獲得 男女計9名が予選突破<卓球・ヨーロッパ五輪予選> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:プリティカ・パヴァデ(フランス)/提供:ittfworld

大会報道 16歳パヴァデらが五輪出場権を獲得 男女計9名が予選突破<卓球・ヨーロッパ五輪予選>

2021.04.26

文:ラリーズ編集部

<卓球 ヨーロッパ五輪予選 4/21~4/25>

4月25日をもって21日から開幕していたヨーロッパ五輪予選が閉幕し、男子シングルスで5人、女子シングルスで4人の選手が東京五輪本選への出場を決定させた。

男子シングルス総括

男子シングルスでは、コウ・レイ(ウクライナ)、アルバーロ・ロブレス(スペイン)、パナギオティス・ジオニス(ギリシア)、オビディウ・イオネスク(ルーマニア)、パベル・シルセック(チェコ共和国)が東京五輪本戦への出場権を獲得した。

コウ・レイは、今大会第4シードからスタートし、準決勝では、イングランドのサミュエル・ウォーカーや第1シードのダニエル・ハベソーン(オーストリア)をゲームカウント4-1で破ってきたRares Sipos(ルーマニア)と対戦、ゲームカウント4-2で勝利し、いち早く東京五輪本戦出場の切符を手にした。


写真:コウ・レイ(ウクライナ)/提供:ittfworld

同じく準決勝で勝利し、本戦出場を決めたのは、アルバーロ・ロブレスだ。彼はパナギオティス・ジオニス(ギリシア)をゲームカウント4-3で、ポール・ドリンコール(イングランド)を4-1で破って準決勝に進出し、その勢いのままVladimir Sidorenko(ロシア)に対してフルゲームの接戦の末に勝利した。

第2シードに入っていたパベル・シルセックと第3シードに入っていたパナギオティス・ジオニスも、一度は敗れたものの、その後は順当に勝ち星をあげ、残りの3枠に滑り込んだ。

オビディウ・イオネスクは、ステージ3においてダニエル・ハーベソンを4-3、ポール・ドリンコールを4-1で破るなど世界ランキング上位の選手を次々に破る快進撃で、出場権を獲得した。

男子シングルス予選通過者


写真:コウ・レイ(ウクライナ)とロブレス・アルヴァ―ロ(スペイン)/提供:ittfworld
コウ・レイ
アルバーロ・ロブレス
パナギオティス・ジオニス
オビディウ・イオネスク
パベル・シルセック

女子シングルス総括

女子シングルスでは、袁佳楠(ユアンジャアナン・フランス)、プリティカ・パヴァデ(フランス)、NOSKOVA Yana(ロシア)、シャオ・マリア(スペイン)が東京五輪への出場権を獲得した。

準決勝に駒を進め、勝利して24日の時点で東京五輪本戦への出場を決めた二人はともにフランスからの出場であった。そのうちの一人、袁佳楠は、第2シードのバラボラ・バラージョバ(スロヴァキア)や第4シードのSHAO Jieni(ポルトガル)を、ともにゲームカウント4-2で破るなど、格上の選手を次々に破る躍進を見せて出場権を獲得した。


写真:YUAN Jia Nan(フランス)/提供:ittfworld

今後のフランス女子卓球界を担う16歳・パヴァデも、第1シードのハナ・マテロバ(チェコ共和国)をゲームカウント4-2で、第3シードのNOSKOVA Yana(ロシア)を4-1で破ってなど、こちらも大物食いを見せて見事出場権をつかみ取った。

シード権を獲得していた選手からは、第3シードに入っていたNOSKOVA Yanaがステージ3の準決勝でTRIFONOVA Polina(ブルガリア)をゲームカウント4-2で破り、東京五輪出場権を手にした。

同じくステージ3の準決勝に勝利して出場権を獲得したのはシャオ・マリアだ。彼女はバラボラ・バラージョバとの準決勝をフルゲームで制し、最後の2枠のうち1つを勝ち取った。

女子には補欠が一枠用意されており、TRIFONOVA Polinaがバラボラ・バラージョバを下してその地位を手に入れた。

女子シングルス予選通過者

袁佳楠
プリティカ・パヴァデ
NOSKOVA Yana
シャオ・マリア

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