写真:水谷隼(木下グループ)・伊藤美誠(スターツ)/提供:ロイター/アフロ
大会報道 “同郷ペア”水谷隼・伊藤美誠、初陣勝利し8強入り 悲願の金に向け白星発進<東京五輪卓球競技>
2021.07.24
文:ラリーズ編集部
<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>
東京五輪の卓球競技が7月24日から始まった。7月24日から26日にかけて行われる混合ダブルスの試合には、日本から金メダルを目指す水谷隼(木下グループ)/伊藤美誠(スターツ)ペアが登場し、初戦をゲームカウント4-1でオーストリアペアに勝利した。
“同郷ペア”が1回戦に登場
写真:水谷隼・伊藤美誠(写真は2019グランドファイナル)/撮影:ラリーズ編集部
東京五輪から新種目となった混合ダブルス。世界各国から16ペアが出場している。日本からはリオ五輪団体銀・シングルス銅の水谷と、リオ五輪団体銅の伊藤のペアが参戦している。
両選手ともに静岡県磐田市出身と“同郷ペア”でもある。水谷が32歳、伊藤が20歳と年齢差は12歳あるものの、昔から関わりもあり、息はぴったりだ。
写真:ステファン・フェゲル/ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)/提供:ittfworld
対するはステファン・フェゲル/ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)の欧州の実力ペアだ。両選手とも長身を活かした守備範囲の広さや打球の威力が1つ注目ポイントとなる。
水谷/伊藤ペアが1回戦に登場
写真:水谷隼(木下グループ)・伊藤美誠(スターツ)/提供:西村尚己/アフロスポーツ
試合は、水谷/伊藤が攻撃的なプレーを見せる一方で、オーストリアペアはサービスミスなど緊張からか硬さが見える立ち上がりとなった。男子のボールの威力を苦にしない伊藤、簡単なミスをしない水谷の抜群のコンビネーションで日本ペアが第1ゲームを先取した。
第2ゲームこそ硬さのとれたオーストリアペアに奪取されるも、第3ゲームを逆転で奪った日本ペアが尻上がりに調子を上げ、第4、第5ゲームと連取し、ゲームカウント4-1で勝利。準々決勝進出を決めた。
混合ダブルス1回戦
〇水谷隼/伊藤美誠 4–1 ステファン・フェゲル/ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)
11-5/8-11/11-9/11-4/11-4
試合後のコメント
振り返って
水谷:ほんとに待ちに待ったこのオリンピックの舞台で出足がすごく大事だと思っていたので、1ゲーム目良い形でとれて波に乗れたと思います。
伊藤:私も1ゲーム目、すごく出足が良くて、2ゲーム目とられたんですけど、少し余裕を持って試合をすることができました
後半随所に良いプレーがあった
水谷:最初はどうしても緊張とかもあって弱気になってしまってたんですけど、自分たちがリードしてだんだんだんだん強気のプレーも増えていって、最後はほんとに自分たちらしさが出たんじゃないかと思います。
伊藤:さっきも言ったように1ゲーム目が出足が良かったので、後半私たちらしいプレーを出せたかなと思いますし、1点2点とられても落ち着いて試合することができました。
次戦に向けては
水谷:次はたぶんドイツのペアになると思うんですけど、すごく強いペアだと思うので、今日みたいに思い切ってプレーしていきたいです
伊藤選手にとって3冠に向けて第一歩
伊藤:まずは目の前のミックスの試合を1試合1試合やりきることが大事だと思うので、しっかり目の前の1試合を楽しんで勝ちたいと思います。
日本勢にとっての卓球初日の1勝
水谷:僕たち長い間ずっと合宿をしてきて、たくさんのチームメートやスタッフに支えられてここまで来れたので、今日の1勝は日本みんなの1勝だと思います。
水谷隼インタビュー
写真:水谷隼(木下グループ)/撮影:伊藤圭
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>>第2話 「金メダルの可能性は20%」伊藤美誠との“最強ペア”で描く水谷隼のゲームプラン
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