文:ラリーズ編集部
<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>
25日、東京五輪卓球競技の混合ダブルス準々決勝に、日本から水谷隼(木下グループ)/伊藤美誠(スターツ)ペアが登場し、ゲームカウント4-3でパトリック・フランチスカ/ペトリッサ・ゾルヤのドイツペアに勝利した。一時は2-9と突き放されるも、驚異の粘りを見せ、大逆転勝利を収めた。
>>試合の詳細 水谷隼・伊藤美誠、劇的逆転で準決勝進出 難敵ドイツペア下す
水谷、伊藤の試合後のコメント
振り返って
水谷:まだメダルも獲ってないのに、ここまで追い詰められるというかほんとに土俵際に立たされて、最後諦めない気持ちがこの勝利に繋がったと思います。
試合後、涙がありました
伊藤:水谷選手とだから勝てたなとすごい感じました。水谷選手がすごい諦めない気持ちというか、声も1本1本かけてくれましたし、顔つきもそうですし、水谷選手と一緒に組めたから勝てたと思いました。
次は準決勝
水谷:いよいよメダル決定戦ということで、僕たちは金メダルを目指して一生懸命練習してきたので、次も絶対勝ちたいです。
伊藤:まずはその試合に勝つという、もちろんメダルという頭はありますけど、勝ったらメダルがついてくるという気持ちで、楽しんで勝ちたいです。
準決勝でも難敵と
続く準決勝では、現在世界ランキング6位の19歳左腕・林昀儒(リンインジュ)と世界ランキング8位の鄭怡静(チェンイーチン)のチャイニーズタイペイペアと対戦が決まっている。インドペア、韓国ペアと強敵を破り勝ち上がってきた。
写真:林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)/提供:ITTF
林昀儒は、打点の早い速攻プレーを得意としている。近年は力強いプレーも多く見せており、中国選手にも勝利する実力を持ち合わせている。一方の鄭怡静も女子には珍しいパワーを持ち合わせており、威力ある両ハンドを武器とする。
写真:水谷隼(木下グループ)/伊藤美誠(スターツ)/提供:AP/アフロ
日本の水谷/伊藤ペアは、2020年のドイツオープンでチャイニーズタイペイペアと対戦しており、その際は日本ペアがゲームカウント3-0で勝利している。準々決勝の勢いそのままに日本ペアがメダルを確定させられるか。注目の一戦は日本時間21時開始予定となっている。
水谷/伊藤ペア、混合ダブルス勝ち上がり
1回戦
〇水谷隼/伊藤美誠 4–1 ステファン・フェゲル/ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)
11-5/8-11/11-9/11-4/11-4
準々決勝
〇水谷隼/伊藤美誠 4–3 パトリック・フランチスカ/ペトリッサ・ゾルヤ(ドイツ)
11-8/5-11/3-11/11-3/9-11/11-8/16-14
準決勝(25日21時開始予定)
水谷隼/伊藤美誠 – 林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
水谷隼インタビュー
写真:水谷隼(木下グループ)/撮影:伊藤圭
>>第1話「全盛期の7割あれば十分」 水谷隼、最後の大舞台へ懸ける思い
>>第2話 「金メダルの可能性は20%」伊藤美誠との“最強ペア”で描く水谷隼のゲームプラン
>>第3話 水谷隼、北京からロンドン、飛躍の4年間 きっかけは“中国武者修行”
>>第4話 水谷隼「一人で強くなってやる」すべては卓球界を変えるために
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