文:ラリーズ編集部
<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>
25日、東京五輪卓球競技の混合ダブルス準々決勝に、日本から水谷隼(木下グループ)/伊藤美誠(スターツ)ペアが登場し、ゲームカウント4-3でドイツペアに勝利した。
準々決勝はドイツペアと
写真:水谷隼(木下グループ)/伊藤美誠(スターツ)/提供:ITTF
24日の1回戦でステファン・フェゲル/ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)を下し、勝ち上がった水谷/伊藤ペア。水谷は昨夜「明日にこの5年間の全てを賭ける」とツイートしており、気合十分で準々決勝に臨む。
明日にこの5年間の全てを賭ける🏓🏅
— 水谷隼 Jun Mizutani (@Mizutani__Jun) July 24, 2021
対するはドイツのパトリック・フランチスカ/ペトリッサ・ゾルヤペアだ。1回戦ではキューバペアに勝利し、勝ち上がってきた。
両ペアは過去国際大会では対戦がなく、今大会で初めて対戦する。フランチスカのラリーの強さとゾルヤのパワーのある攻撃に日本ペアがどう対応するのかが注目だ。
写真:パトリック・フランチスカ/ペトリッサ・ゾルヤ(ドイツ)/提供:ITTF
4強入りに向け日本ペアとドイツペアが対戦
第1ゲームは水谷の思い切りが光る。威力ある回り込みドライブを打ち込み、得点を重ねる。ドイツペアに追い上げられるも、終始リードを保った日本ペアが第1ゲームを先取した。
第2ゲームは、水谷のボールをフランチスカが捌く展開となり、フランチスカの強烈な打球が伊藤を襲う。日本ペアは5-11で落とし、ゲームカウント1-1の振り出しとなった。
写真:水谷隼(木下グループ)/伊藤美誠(スターツ)/提供:ロイター/アフロ
第3ゲームは一方的な展開でドイツペアが奪うも、第4ゲームは日本ペアが圧倒し、お互い譲らない展開に。勝負の第5ゲーム、一進一退の攻防が続く。不運なネットやエッジもあり、ドイツペアが奪い、日本ペアは後がなくなった。
追い込まれた日本ペアは第6ゲーム、水谷に思い切り良い打球が見られ、フランチスカのミスが増える。勝負の行方は最終ゲームへと持ち越された。
勝負の最終ゲーム、ドイツペアが5連続得点で突き放す。そのまま2-9と突き放されるも10-10のデュースに日本ペアが追いつく。緊張感伝わるデュースの攻防を日本ペアが粘り切り、最後は伊藤のロングサービスでサービスエース。劇的逆転で準決勝進出を決めた。
本日25日に行われる準決勝では、林昀儒(リンインジュ)/鄭怡静(チェンイーチン)のチャイニーズタイペイペアと対戦する。
混合ダブルス準々決勝
〇水谷隼/伊藤美誠 4–3 パトリック・フランチスカ/ペトリッサ・ゾルヤ(ドイツ)
11-8/5-11/3-11/11-3/9-11/11-8/16-14
試合後のコメント
振り返って
水谷:まだメダルも獲ってないのに、ここまで追い詰められるというかほんとに土俵際に立たされて、最後諦めない気持ちがこの勝利に繋がったと思います。
試合後、涙がありました
伊藤:水谷選手とだから勝てたなとすごい感じました。水谷選手がすごい諦めない気持ちというか、声も1本1本かけてくれましたし、顔つきもそうですし、水谷選手と一緒に組めたから勝てたと思いました。
次は準決勝
水谷:いよいよメダル決定戦ということで、僕たちは金メダルを目指して一生懸命練習してきたので、次も絶対勝ちたいです。
伊藤:まずはその試合に勝つという、もちろんメダルという頭はありますけど、勝ったらメダルがついてくるという気持ちで、楽しんで勝ちたいです。
水谷隼インタビュー
写真:水谷隼(木下グループ)/撮影:伊藤圭
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