文:ラリーズ編集部
<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>
4日、東京五輪卓球競技の男子団体準決勝で日本とドイツが対戦した。第1試合のダブルスを落とした日本は、2番シングルスの張本智和(木下グループ)がドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)とのエース対決をゲームカウント3-1で勝利した。
張本智和vsオフチャロフ
2番シングルスで対戦する両者は、通算3勝4敗で張本が1つ負け越しているが、直近の2021年はWTT2試合で1勝1敗とほぼ互角の成績だ。しかし、オフチャロフは準決勝で馬龍(マロン・中国)をフルゲームまで追い詰め、シングルス銅メダル獲得と今大会抜群の仕上がりを見せている。
写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:ITTF
第1ゲーム、オフチャロフがカウンターを中心に威力あるボールを打ち込み、11-7で先取した。第2ゲームも序盤、オフチャロフがリードするも、張本がYGサービスからの展開に得点パターンを見出し連続得点。硬さのとれ始めた張本に思い切り良いプレーが増える。張本は勝利のために落とせないこのゲームを13-11と執念でもぎ取った。
写真:張本智和(木下グループ)/提供:ITTF
第3ゲーム、少しでも甘くなったボールはカウンターで狙い打ち、強打を打たれても1本はブロックで止めることのできる張本が連続得点。オフチャロフは迷いからかサービスミスでの失点など、徐々に試合は張本ペースに。
第4ゲームはオフチャロフも持ち前の攻撃力で得点を重ねるが、張本も追い上げ、そのまま攻めの姿勢を緩めなかった張本がゲームカウント3-1で勝利。日本男子を救う1勝をあげた。
3番シングルスでは水谷隼(木下グループ)とティモ・ボル(ドイツ)が対戦する。リオ五輪でも両者は対戦しており、その際は水谷が3-0で勝利している。今回もリオの再現となるか注目だ。
男子団体準決勝
日本 1-1 ドイツ
丹羽孝希/水谷隼 2-3 パトリック・フランチスカ/ティモ・ボル〇
2-11/3-11/11-9/11-8/7-11
〇張本智和 3-1 ドミトリ・オフチャロフ
7-11/13-11/11-5/11-9
水谷隼 – ティモ・ボル
張本智和 – パトリック・フランチスカ
丹羽孝希 – ドミトリ・オフチャロフ
張本智和インタビュー
写真:張本智和(木下グループ)/提供:長田洋平/アフロスポーツ