文：ラリーズ編集部
＜東京五輪卓球競技 7月24日～8月6日 場所：東京体育館＞
4日、東京五輪卓球競技の男子団体準決勝で日本とドイツが対戦した。マッチカウント1-2と追い込まれた日本は、4番シングルスに張本智和（木下グループ）が登場。張本がパトリック・フランチスカ（ドイツ）にゲームカウント3-2で勝利し、マッチカウントを2-2のタイに戻した。
張本智和vsパトリック・フランチスカ
2番シングルスでドミトリ・オフチャロフ（ドイツ）とのエース対決を制した張本。対するは世界ランキング17位のフランチスカだ。張本は、フランチスカには4勝0敗と相性が良いが、長身のフランチスカから繰り出される威力ある両ハンドドライブには要注意だ。
後のない日本男子を背負う張本は、第1ゲームから硬さが見える。2番シングルスで見せていた思い切り良いプレーが鳴りを潜め、防戦一方。逆にフランチスカが伸びのある両ハンドドライブを打ち込み、第1ゲームはフランチスカが先取した。
第2ゲームも0-3とリードされ、日本側がたまらずタイムアウト。そこから攻める姿勢を取り戻した張本が追い上げるが一歩及ばず。ゲームカウント0-2と追い込まれた。第3ゲームを意地で奪い、第4ゲームも勢いに乗って得点を積み重ねる。じりじりと追い上げるフランチスカを振り切り、ゲームカウント2-2のタイに戻した。
第5ゲームもエンジン全開の張本が5-1とリードを奪うが、6-6と追いつかれてしまう。9-9ともつれ、最後は張本が2点を連取し、勝利の咆哮をあげた。
全てが決まる5番シングルスでは丹羽孝希（スヴェンソン）とドミトリ・オフチャロフ（ドイツ）が対戦する。
男子団体準決勝
日本 2-2 ドイツ
丹羽孝希/水谷隼 2-3 パトリック・フランチスカ/ティモ・ボル〇
2-11/3-11/11-9/11-8/7-11
〇張本智和 3-1 ドミトリ・オフチャロフ
7-11/13-11/11-5/11-9
水谷隼 1-3 ティモ・ボル〇
11-7/11-13/7-11/7-11
〇張本智和 3-2 パトリック・フランチスカ
5-11/9-11/11-5/11-9/11-9
丹羽孝希 – ドミトリ・オフチャロフ
張本智和インタビュー
写真：張本智和（木下グループ）/提供：長田洋平/アフロスポーツ
