張本智和、異質使いのファルクに快勝 準々決勝進出を決める<WTTカップファイナル> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 張本智和、異質使いのファルクに快勝 準々決勝進出を決める<WTTカップファイナル>

2021.12.05

文:ラリーズ編集部

<WTTカップファイナル・シンガポール 日時:12月4日~7日 場所:シンガポール>

5日、WTTカップファイナルは2日目を迎え、男子シングルス1回戦に張本智和(木下グループ)が登場。マティアス・ファルク(スウェーデン)に3-0のストレートで勝利し、準々決勝進出を決めた。

張本、バックハンドを軸にファルクを翻弄


写真:マティアス・ファルク(スウェーデン)/提供:WTT

過去の対戦成績は1勝1敗で、接戦となるとファルクに軍配が上がっている。第1ゲームでは張本が積極的に攻撃を仕掛ける展開でリードを広げ11-6で取った。


写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

第2ゲームでは互いに得意であるバックハンドドライブを活かした戦術で互角の勝負を繰り広げるが、張本が要所でフォアハンドドライブを決め、勝利に王手をかけた。第3ゲームはファルクがフォアハンドの表ソフトの変化を駆使してリードを広げるが、張本はブロックで追いつき逆転。3-0のストレートで勝利を飾った。

勝利した張本は準々決勝で、黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港)と対戦する。

男子シングルス1回戦


写真:張本智和(木下グループ)/提供:WTT

〇張本智和 3-0 マティアス・ファルク
11-6/11-8/11-8

WTT(World Table Tennis)とは

ITTF(国際卓球連盟)が新たにスタートさせた、卓球の国際大会の新シリーズのこと。

これまで開催していたITTFワールドツアーを廃し、新たに、五輪・世界選手権に並ぶ最上級カテゴリーの大会として、グランドスマッシュを位置づける。その他に「カップファイナル」、「チャンピオン」、「スターコンテンダー」、「コンテンダー」などのカテゴリー別大会が開催される。


図:WTT概要/作成:ラリーズ編集部

今大会は上から2番目のカテゴリーである「カップファイナル」となる。日本代表からは、男子は張本智和(木下グループ)、女子は石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)、早田ひな(日本生命)の世界選手権代表メンバーに加えて、佐藤瞳(ミキハウス)が参戦する。

張本智和インタビュー(2021年2月公開)


写真:張本智和(木下グループ)/提供:長田洋平/アフロスポーツ

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