文:ラリーズ編集部
<WTTカップファイナル・シンガポール 日時:12月4日~7日 場所:シンガポール>
5日、WTTカップファイナルは2日目を迎え、女子シングルス1回戦に早田ひな(日本生命)が登場。鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)に3-1で勝利し、準々決勝進出を決めた。
早田ひな、粘り強さを見せる
写真:鄭怡静(チャイニーズタイペイ)/提供:WTT
過去の対戦成績は2勝1敗で早田に分があった。第1ゲームでは、早田が要所でフォアハンドのカウンターやバックハンドドライブを決め、11-6で制した。
第2ゲームではパワープレーヤー同士によるラリー戦となり、互いに1点を取り合う展開に。デュースまでもつれ込んだ接戦を鄭怡静が制した。第3ゲームは鄭怡静が的確にコースを突きリードを広げるが、早田が追いつき1ゲーム取り、勝利に王手をかけた。
写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部
第4ゲームでも鄭怡静が9-7とリードするが、そこから早田が追いつき3度目のデュースへ。変化をつけたラリーで早田がリードし、最後はフォアドライブが決まった。
勝利した早田は準々決勝で、世界選手権女王の王曼昱(ワンマンユ・中国)を3-0のストレートで下した杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)と対戦する。
女子シングルス1回戦
写真:練習時の早田ひな(日本生命)/提供:WTT
〇早田ひな 3-1 鄭怡静
11-6/11-13/14-12/14-12
WTT(World Table Tennis)とは
ITTF(国際卓球連盟)が新たにスタートさせた、卓球の国際大会の新シリーズのこと。
これまで開催していたITTFワールドツアーを廃し、新たに、五輪・世界選手権に並ぶ最上級カテゴリーの大会として、グランドスマッシュを位置づける。その他に「カップファイナル」、「チャンピオン」、「スターコンテンダー」、「コンテンダー」などのカテゴリー別大会が開催される。
図:WTT概要/作成:ラリーズ編集部
今大会は上から2番目のカテゴリーである「カップファイナル」となる。日本代表からは、男子は張本智和(木下グループ)、女子は石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)、早田ひな(日本生命)の世界選手権代表メンバーに加えて、佐藤瞳(ミキハウス)が参戦する。