文:ラリーズ編集部
<WTTカップファイナル・シンガポール 日時:12月4日~7日 場所:シンガポール>
6日、WTTカップファイナルは3日目を迎え、男子シングルス準々決勝に張本智和(木下グループ)が登場。黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港)にゲームカウント3-1で勝利した。
張本が香港のエースと対戦
世界選手権では初戦で敗れた張本だったが、今大会は初戦でマティアス・ファルク(スウェーデン)にストレート勝ちを収めている。対する中国香港のエース・黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港)は1回戦でシモン・ゴジ(フランス)にゲームカウント3-1で勝利している。
試合は、張本がサービス、レシーブ、3球目の早い展開で得点を重ねていく。黄鎮廷も台上プレーやラリー戦では食らいつくもなかなか張本から連続得点を奪えない。
張本は2ゲーム目こそ黄鎮廷に奪われるも、ゲームカウント3-1で勝利し、準決勝へ駒を進めた。
張本は準決勝でクアドリ・アルナ(ナイジェリア)とウーゴ・カルデラノ(ブラジル)の勝者と対戦する。
張本智和、試合後の会場コメント
4ゲーム目の接戦の心境
最後1点勝負で、ここを取られてしまうと相手に流れがいってしまうところで、タイムアウトも使って、サービス、レシーブを考えたので勝ててよかったです。
今夜準決勝で1日2試合となるが
1試合だった昨日よりも疲れることは確実なんですけど、疲れるというよりかは出し切るという気持ちで、次の試合も臨みたいと思います。
男子シングルス準々決勝
〇張本智和 3-1 黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港)
11-4/7-11/11-6/13-11
WTT(World Table Tennis)とは
ITTF(国際卓球連盟)が新たにスタートさせた、卓球の国際大会の新シリーズのこと。
これまで開催していたITTFワールドツアーを廃し、新たに、五輪・世界選手権に並ぶ最上級カテゴリーの大会として、グランドスマッシュを位置づける。その他に「カップファイナル」、「チャンピオン」、「スターコンテンダー」、「コンテンダー」などのカテゴリー別大会が開催される。
図:WTT概要/作成:ラリーズ編集部
今大会は上から2番目のカテゴリーである「カップファイナル」となる。日本代表からは、男子は張本智和(木下グループ)、女子は石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)、早田ひな(日本生命)の世界選手権代表メンバーに加えて、佐藤瞳(ミキハウス)が参戦する。
張本智和インタビュー(2021年2月公開)
写真:張本智和(木下グループ)/提供:長田洋平/アフロスポーツ