木原美悠、伊藤美誠が初戦突破 宇田幸矢は惜しくも五輪王者に敗れる<卓球・WTTチャンピオンズマカオ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)/提供:WTT

大会報道 木原美悠、伊藤美誠が初戦突破 宇田幸矢は惜しくも五輪王者に敗れる<卓球・WTTチャンピオンズマカオ>

2022.10.20

文:ラリーズ編集部

<WTTチャンピオンズマカオ 日程:10月19~23日 場所:マカオ(中国)>

19日、WTTチャンピオンズマカオが開幕し、男女シングルス1回戦が行われた。

WTTチャンピオンズとは

「WTTチャンピオンズ」は「地上最強の32名が集う大会」と銘打たれた大会で、規模としては、五輪や世界選手権と同格の「WTTグランドスマッシュ」、その一つ下の「WTTカップファイナル」に次ぐ3番目となっている。

伊藤美誠、木原美悠が2回戦に進出

女子シングルスでは、伊藤美誠(スターツ)と木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)が1回戦に出場した。


写真:木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)/提供:WTT

木原はマニカ・バトラ(インド)と対戦。第1ゲームを先制するも、異質ラバーの変化を利用した緩急のあるバックハンドに翻弄され、第2ゲームを落とす。

第3ゲームでは木原が抜群の安定感を見せ、11-4と圧倒すると、流れを崩さず第4ゲームも連取し、ゲームカウント3-1で勝利を収めた。


写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:WTT

また伊藤は、リンダ・バルグストローム(スウェーデン)との対戦となった。回転量の変化が激しいカットに苦しめられ第1ゲームを落とした伊藤だが、第2ゲーム以降は、的確なコース取りで相手を左右に揺さぶり、主導権を取り戻す。

冷静な試合運びで3ゲームを連取し、ゲームカウント3-1で勝利。木原が待つ2回戦へと駒を進めた。

宇田幸矢は五輪王者に善戦するも一歩及ばす

男子シングルスでは、宇田幸矢(明治大)が1回戦に出場した。


写真:宇田幸矢(明治大)/提供:WTT

宇田は東京五輪男子シングルス王者の馬龍(マロン・中国)と対戦。第1ゲームでは、両者ともに得意のカウンターを披露し、攻撃的な姿勢でより得点を重ねた馬龍が11-9で先行するも、第2ゲームでは、鋭い両ハンドで激しい打ち合いを制した宇田が15-13でこのゲームを奪取した。

しかし、王者の風格を感じさせる危なげないプレーで馬龍が第3、第4ゲームを連取し、宇田はゲームカウント1-3で悔しくも初戦敗退となった。

19日日本選手試合結果

男子シングルス1回戦

宇田幸矢(明治大)1-3 馬龍(マロン・中国)〇

女子シングルス1回戦

〇伊藤美誠(スターツ)3-1 リンダ・バルグストローム(スウェーデン)

〇木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)3-1 マニカ・バトラ(インド)

20日日本選手試合予定

男子シングルス1回戦

張本智和(IMG)-マティアス・ファルク(スウェーデン)

女子シングルス1回戦

石川佳純(全農)-チャン・リリー(アメリカ)

木原美悠インタビュー(2019年5月公開)


写真:木原美悠/撮影:伊藤圭

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