写真:濵田一輝(早稲田大) 写真はインカレ2023時/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 “学生の五輪”男子団体はベスト4 濵田一輝が中国に一矢報いるも及ばず<FISUワールドユニバーシティゲームズ卓球競技>
2023.07.31
文:ラリーズ編集部
<FISUワールドユニバーシティゲームズ卓球競技 日程:2023年7月28日~8月8日 場所:成都(中国)>
7月28日より、FISUワールドユニバーシティゲームズ卓球競技が開幕した。
FISUワールドユニバーシティゲームズは、2019年まで「ユニバーシアード」という名称で開催されていた国際大会。国際大学スポーツ連盟(FISU)が主催する学生を対象にした大会で、「学生のオリンピック」とも呼ばれている。
2021年に開催される予定であった同大会は、新型コロナウイルスの影響で開催が延期となり、約2年越しの開催となっている。
31日までに男子団体の準決勝までが行われ、中国代表に1-3で惜敗した。
男子団体は中国に惜敗
田中佑汰(個人)、宮川昌大(明治大)、横谷晟(愛知工業大)、谷垣佑真(愛知工業大)、濵田一輝(早稲田大)のメンバーで臨んだ男子団体は、全選手を起用し、グループリーグでオマーン、インドに快勝。準々決勝でも中国香港を寄せ付けず3-0勝ちで、準決勝の中国戦に臨んだ。
写真:谷垣佑真(愛知工業大) 写真はインカレ2023時/撮影:ラリーズ編集部
中国は、1番に世界ランキング79位の周恺(ジョウカイ・中国)、2番に同37位の徐瑛彬(シュインビン・中国)、3番に同125位の薛飛(シュエフェイ・中国)と実力者をオーダーしてきた。
1番の田中は、周恺に先に2ゲームを奪われるも3,4ゲーム目を取り返しフルゲームに持ち込む。しかし、最後は5-11で及ばず、中国が先取点をあげる。
写真:田中佑汰(個人)/提供:WTT
2番の濵田は格上の徐瑛彬に対して全く臆することなく、ロングサービスやフリック、カウンターなどを決め、ゲームカウント3-0で勝利。日本に流れを持ってくる。
3番の谷垣も流れに乗り、持ち前の強烈な両ハンドドライブで中国式ペンホルダーの薛飛と互角の勝負を展開する。しかし、地元中国の大声援を背にした薛飛が粘りを見せ、谷垣は3ゲーム目のデュースを落としたのが響き、1-3で敗れてしまう。
写真:薛飛(シュエフェイ・中国)/提供:WTT
4番の田中は、2番で濵田に敗戦している徐瑛彬と対戦。もう負けられないと気合十分の徐瑛彬に対し、なかなかリードを奪えずゲームカウント0-3で敗れた。この結果、日本男子は1-3で中国に敗戦となった。
写真:徐瑛彬(シュインビン・中国)/提供:WTT
まだ日本勢は男子シングルス、男子ダブルス、混合ダブルスが残っており、残りの種目でも上位進出を狙う。
男子団体結果
グループリーグ 日本 3-0 オマーン
〇田中佑汰 3-0 AL-MANDHARI Haitham
〇横谷晟 3-0 AL-SHAHI Moath
〇濵田一輝 3-0 AL-SHAHI Mashal
グループリーグ 日本 3-0 インド
〇宮川昌大 3-1 DO Wesley
〇谷垣佑真 3-0 SRIVASTAVA Divyansh
〇横谷晟 3-0 DANI Mudit
準々決勝 日本 3-0 中国香港
〇田中佑汰 3-0 KWAN Man Ho
〇濵田一輝 3-1 何鈞傑
〇谷垣佑真 3-1 TSANG Tsz Tsun
準決勝 日本 1-3 中国
田中佑汰 2-3 周恺〇
3-11/8-11/11-6/11-5/5-11
〇濵田一輝 3-0 徐瑛彬
11-5/11-8/11-8
谷垣佑真 1-3 薛飛〇
8-11/12-10/11-13/4-11
田中佑汰 0-3 徐瑛彬〇
8-11/6-11/6-11
男子日本代表
田中佑汰(個人)
宮川昌大(明治大)
谷垣佑真(愛知工業大)
濵田一輝(早稲田大)
横谷晟(愛知工業大)