田中佑汰、日本男子唯一8強入り 篠塚大登は惜しくも中国超えならず<卓球・アジア選手権> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:田中佑汰(個人)/提供:千葉 格/アフロ

大会報道 田中佑汰、日本男子唯一8強入り 篠塚大登は惜しくも中国超えならず<卓球・アジア選手権>

2023.09.08

文:ラリーズ編集部

<卓球・第26回ITTFアジア選手権2023 日程:9月3日〜10日 場所:平昌(韓国)>

9月3日から、韓国の平昌で第26回ITTFアジア選手権2023が開催されている。

8日には男子シングルス3,4回戦、男子ダブルス準々決勝が行われ、田中佑汰(個人)が日本勢で唯一ベスト8まで勝ち残った。

田中佑汰がベスト8進出

7日の男子シングルス2回戦で王楚欽(ワンチューチン・中国)を下し、その名を世界に轟かせた田中。3回戦では41歳のベテラン、カマル・アチャンタ(インド)と対戦した。


写真:田中佑汰(個人)/提供:千葉 格/アフロ

前回の対戦は、ブタペストで行われたWTTフィーダーヨーロピアンサマーシリーズ2022でアチャンタがゲームカウント4-1で勝利していたが、今回は田中が競り合いを落とさず、ゲームカウント3-0で勝利を収めた。

続く4回戦で田中は、林鐘勲(イムジョンフン・韓国)と対戦。地元韓国の声援を受ける実力派サウスポーとの戦いは苦戦が予想されたが、サービス、レシーブ、カウンターなど全体的に質の高いプレーを見せた田中が、3-1で白星を掴んだ。


写真:篠塚大登(愛知工業大)/提供:千葉 格/アフロ

また、篠塚大登(愛知工業大)は、林高遠(リンガオエン・中国)とバック対バックで互角のラリーに持ち込むも、最終ゲームにミスが目立ち、ゲームカウント2-3で惜敗となった。同じく4回戦に勝ち上がっていた戸上隼輔(明治大)は、林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)に0-3で苦杯を喫した。

この結果、田中が日本男子唯一のベスト8入り。本日行われる準々決勝では林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)と対戦する。

男子シングルス3回戦

吉山僚一 0-3 樊振東(ファンジェンドン・中国)〇
6-11/2-11/8-11

〇篠塚大登 3-1 GANKHUYAG Ser-Od(モンゴル)
11-3/10-12/11-3/11-3

〇田中佑汰 3-0 カマル・アチャンタ(インド)
11-8/11-8/11-7

〇戸上隼輔 3-0 何鈞傑(中国香港)
11-3/11-2/11-8

男子シングルス4回戦

篠塚大登 2-3 林高遠(リンガオエン・中国)〇
11-9/10-12/11-7/5-11/6-11

〇田中佑汰 3-1 林鐘勲(イムジョンフン・韓国)
12-10/10-12/1-9/11-7

戸上隼輔 0-3 林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)〇
1-11/4-11/9-11

男子シングルス準々決勝組み合わせ

樊振東(ファンジェンドン・中国) – 黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港)
梁靖崑(リャンジンクン・中国) – 荘智淵(チュアンチーユエン・チャイニーズタイペイ)
馬龍(マロン・中国) – 林高遠(リンガオエン・中国)
田中佑汰 – 林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)

アジア選手権とは?

アジア選手権は、2~3年ごとにアジア各国の予選を勝ち抜いた選手によって、アジアNo.1を決める大会である。卓球の全種目(男女シングルス・男女ダブルス・混合ダブルス・男女団体)が行われ、各種目で優勝者が決まる。

日本勢の記録としては2021年に女子シングルス・男子ダブルス・混合ダブルス・女子団体の計4種目で優勝している。中でも男子ダブルスは45年ぶり、混合ダブルスは43年ぶり、女子団体は47年ぶりの優勝、早田ひな(日本生命)が3冠を達成するなど歴史的快挙が続いた。

田中佑汰のクラウドファンディング

田中佑汰のベンチコーチに入った李龍飛コーチが代表を務めるDream卓球クラブ

【動画】田中佑汰インタビュー