文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTコンテンダーリオデジャネイロ2024 日程:2024年5月20~26日 場所:リオデジャネイロ(ブラジル)>
24日、WTTコンテンダーリオデジャネイロ2024は5日目を迎え、男女シングルス2回戦と各ダブルス準々決勝が終了した。
田中、逆転勝利で準々決勝へ
男子シングルスで2回戦では、田中佑汰(個人)がアルバーロ・ロブレス(スペイン)と対戦。第1ゲームはロブレスに先取され、競り合いとなった第2ゲームもロブレスが取り切り、いきなり2ゲームを連取される苦しい展開に。
写真:アルバーロ・ロブレス(スペイン)/提供:WTT
第3ゲームはロブレスに中盤まで3点のリードを奪われるも、田中の攻めが決まり、連続得点で逆転。そのまま田中が1ゲームを返す。第4ゲームは勢いに乗った田中が6点のリードを奪い、6-0とするも、ロブレスが猛追。
写真:田中佑汰(個人)/提供:WTT
しかし、リードを生かし逃げ切った田中が取り切り、第5ゲームに突入する。第5ゲームは、中盤まで点数は競り合うも、田中の連続得点でロブレスを突き放してゲームを奪取。フルゲームの末に田中が逆転勝利。準々決勝へ駒を進めた。
また、戸上隼輔(井村屋グループ)はストレートで勝利しており、田中と共に8強入りを決めている。
張本/早田ペアが決勝へ
混合ダブルスの準々決勝には、田中佑汰(個人)/長﨑美柚(木下グループ)ペアと張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)が登場。田中/長崎ペアはクリスチャン・カールソン/クリスティーナ・ケルべリ(スウェーデン)と対戦。
写真:田中佑汰(個人)/長﨑美柚(木下グループ)/提供:WTT
第1ゲームはスウェーデンペアが取るも、競り合いとなった第2ゲームを取った日本ペアが第3ゲームも連取し、勝利に王手をかける。しかし、粘り強く戦ったスウェーデンペアに第4ゲームを奪われ、再度デュースの競り合いとなった第5ゲームはスウェーデンペアに軍配。
フルゲームの末に逆転でスウェーデンペアが勝利。予選から勝ち上がってきた田中/長崎ペアはベスト8で姿を消した。
写真:クリスチャン・カールソン/クリスティーナ・ケルべリ(スウェーデン)/提供:WTT
張本/早田ペアは、準々決勝をゲームカウント3-1で勝利し、準決勝へ。準決勝では、田中/長崎ペアを破ったスウェーデンペアと対戦。
第1ゲームこそスウェーデンペアが余裕をもって先取するも、第2ゲーム以降は隙を見せなかった日本ペアがスウェーデンペアを封じ、3ゲームを連取。ゲームカウント3-1で日本ペアが勝利し、決勝進出を決めた。
写真:張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)/提供:WTT
女子シングルスでは、早田ひな(日本生命)と佐藤瞳(ミキハウス)が対戦。終始競り合いとなった試合は、要所を抑え隙を見せなかった早田がすべてのゲームを取り切り、ストレートで勝利。準々決勝進出を決めた。
早田は準々決勝では、同じく2回戦を勝ち上がったカットマンの橋本帆乃香(ミキハウス)と対戦する。
写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT
また、女子シングルス2回戦では、長崎がストレートで勝利、女子ダブルス準々決勝では橋本/佐藤ペアがストレートで勝利している。
24日には、男女シングルス準々決勝と準決勝、男女ダブルス準決勝、混合ダブルス決勝が行われる。
24日 日本選手の試合結果
男子シングルス2回戦
〇田中佑汰(個人)3-2 アルバーロ・ロブレス(スペイン)
〇戸上隼輔(井村屋グループ)3-0 レオナルド・イイズカ(ブラジル)
女子シングルス2回戦
〇早田ひな(日本生命)3-0 佐藤瞳(ミキハウス)
〇橋本帆乃香(ミキハウス)3-0 チャン・モー(カナダ)
〇長﨑美柚(木下グループ)3-0 サビーネ・ウィンター(ドイツ)
森さくら(日本生命)1-3 クリスティーナ・ケルべリ(スウェーデン)〇
女子ダブルス準々決勝
〇橋本帆乃香/佐藤瞳(ミキハウス)3-0 サビーネ・ウィンター/シャン・シャオナ(ドイツ)
混合ダブルス準々決勝
〇張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)3-1 Arantxa COSSIO ACEVES/マルコス・マドリッド(メキシコ)
田中佑汰(個人)/長﨑美柚(木下グループ)2-3 クリスチャン・カールソン/クリスティーナ・ケルべリ(スウェーデン)〇
混合ダブルス準決勝
〇張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)3-1 クリスチャン・カールソン/クリスティーナ・ケルべリ(スウェーデン)
25日 日本選手の試合予定
男子シングルス準々決勝
田中佑汰(個人)- 林鐘勲(イムジョンフン・韓国)
戸上隼輔(井村屋グループ)- 安宰賢(アンジェヒョン・韓国)
女子シングルス準々決勝
早田ひな(日本生命)- 橋本帆乃香(ミキハウス)
長﨑美柚(木下グループ)- クリスティーナ・ケルべリ(スウェーデン)
女子ダブルス準決勝
橋本帆乃香/佐藤瞳(ミキハウス)- ブルーナ・タカハシ/ジュリア・タカハシ(ブラジル)
混合ダブルス決勝
張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)- 申裕斌(シンユビン)/林鐘勲(イムジョンフン・韓国)