文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTコンテンダーリオデジャネイロ2024 日程:2024年5月20~26日 場所:リオデジャネイロ(ブラジル)>
26日、WTTコンテンダーリオデジャネイロ2024は最終日を迎え、全日程が終了した
長﨑が早田を下し優勝
女子シングルス決勝では、長﨑美柚(木下グループ)と早田ひな(日本生命)の日本人対決が実現。第1ゲーム序盤は互いに点を取り合うも、長﨑が2点のリードを得た直後に早田が猛追。そのまま早田が長﨑を引き離し、11-7で早田がゲームを先取する。
写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT
第2ゲームは早田の勢い止まらず、11-2で早田が連取する。第3ゲームは終盤まで競り合うも、長﨑が早田の甘いサービスを見逃さず、流れを掴む。そのまま長﨑が11-7でゲームを取り返す。第4ゲームも流れは長﨑に。長﨑がリードを常に譲らず逃げ切り、11-8で連取する。
写真:長﨑美柚(木下グループ)/提供:WTT
第5ゲームは序盤競り合うも、長﨑が一気に抜け出し、最高6点のリードを奪い、そのままゲームを奪取。長﨑が勝利まで残り1ゲームとする。しかし第6ゲームは早田が意地を見せ、序盤から長﨑を突き放す展開に。長﨑も猛追するも、早田が取り切り、勝敗は最終ゲームへ。
写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT
最終第7ゲームは早田が常に大きくリードする展開になり、そのまま早田がマッチポイント握る。しかし、そこから長﨑の攻撃が冴えわたり、怒涛の追い上げで逆転。12-10で長﨑が奪取し、フルゲームデュースの末に長﨑が勝利。見事な優勝を飾った。
写真:長﨑美柚(木下グループ)/提供:WTT
また、女子ダブルス決勝では、佐藤瞳/橋本帆乃香(ミキハウス)ペアと鄭先知(ジェンシェンチー)/CHIEN Tung-Chuan(チャイニーズタイペイ)ペアが対戦。第1、2ゲームを圧倒的な試合展開で奪うも、第3ゲームは競り合いに。
しかし、粘り強く戦った日本ペアがデュースで奪取。ストレートで日本ペアが勝利し、全試合ストレートでの勝利を飾った。佐藤/橋本ペアは、WTTフィーダーカッパドキアからの2週連続での優勝となった。
写真:佐藤瞳/橋本帆乃香(ミキハウス)/提供:WTT
男子はカルデラノがV 日本男子は田中が3位
男子シングルス決勝では、地元ブラジルのウーゴ・カルデラノ(ブラジル)と安宰賢(アンジェヒョン・韓国)が対戦。カルデラノが第1ゲームからほぼリードを保ち続け、終始カルデラノの展開に。地元ブラジルの声援を味方につけ、カルデラノがストレートで勝利。見事優勝を飾った。
写真:ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)/提供:WTT
日本男子選手は、田中佑汰(個人)が3位、戸上隼輔(井村屋グループ)がベスト8に入っている。
最終結果
男子シングルス
写真:男子シングルス表彰式/提供:WTT
第1位:ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)
第2位:安宰賢(アンジェヒョン・韓国)
第3位:田中佑汰(個人)、ステファン・メンゲル(ドイツ)
女子シングルス
写真:女子シングルス表彰式/提供:WTT
第1位:長﨑美柚(木下グループ)
第2位:早田ひな(日本生命)
第3位:ブルーナ・タカハシ(ブラジル)、シャン・シャオナ(ドイツ)
男子ダブルス
写真:男子ダブルス表彰式/提供:WTT
第1位:安宰賢(アンジェヒョン)/呉晙誠(オジュンソン・韓国)
第2位:Lilian BARDET/Jules ROLLAND(フランス)
第3位:Guilherme TEODORO/ビトル・イシイ(ブラジル)、Manush Utpalbhai SHAH/マナフ・タッカー(インド)
女子ダブルス
写真:女子ダブルス表彰式/提供:WTT
第1位:佐藤瞳/橋本帆乃香(ミキハウス)
第2位:鄭先知(ジェンシェンチー)/CHIEN Tung-Chuan(チャイニーズタイペイ)
第3位:ブルーナ・タカハシ/ジュリア・タカハシ(ブラジル)、チャン・モー/Ivy LIAO(カナダ)
混合ダブルス
写真:混合ダブルス表彰式/提供:WTT
第1位:申裕斌(シンユビン)/林鐘勲(イムジョンフン・韓国)
第2位:張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)
第3位:クリスチャン・カールソン/クリスティーナ・ケルべリ(スウェーデン)、アルバーロ・ロブレス/シャオ・マリア(スペイン)