桜丘・山室早矢「我慢強さを身につけられた」20戦全勝 男子は専大北上・渡邉崚が14勝<第28回日本・韓国ジュニア卓球交流大会> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:参加選手集合写真/提供:全国高体連卓球専門部

大会報道 桜丘・山室早矢「我慢強さを身につけられた」20戦全勝 男子は専大北上・渡邉崚が14勝<第28回日本・韓国ジュニア卓球交流大会>

2024.11.17

文:ラリーズ編集部

<第28回 日本・韓国ジュニア卓球交流大会・韓国開催 日時:令和6年11月7日(木)~12日(火) 場所:韓国・慶尚北道浦項>

11月7日~12日、高校1、2年生が対象の第28回日本・韓国ジュニア卓球交流大会の韓国開催の部が行われた。

この交流合宿は2002年のサッカー日韓W杯共催行事として開催され、日韓両国の友情を深め競技力向上を目的とし28回目を迎えている。

写真:日本男子参加選手/提供:全国高体連卓球専門部

山室早矢が全勝

韓国開催の交流事業では、昨年と同様に総当たりのリーグ戦を2回、団体戦を1度行った。日本選手団は、男子団体戦では惜しくも4-5で敗戦したものの、女子団体戦では9-0の全勝で勝利した。

総当たりの個人戦では、山室早矢(桜丘)が18勝0敗、青木咲智(四天王寺)が17勝1敗と実力を見せつけた。山室は団体戦でも2勝をあげており、個人戦・団体戦合わせて20勝0敗の活躍を見せた。

団体戦で惜しくも敗れた男子も、個人戦では岡本智心(野田学園)と渡邉崚(専大北上)がともに12勝を挙げた。渡邉は団体戦とあわせて14勝6敗とランク入りしたインターハイに続いて、その実力を示した。

渡邉崚(専大北上)コメント

韓国選手と戦ってみての感想

韓国の選手たちは両ハンドの安定性がとてもレベルが高く、サーブ三球目も非常に上手く、見習いたい点がありました。

また、日本の選手ではあまり考えられない、後陣でも力強いパワーあるボールを打ってくるところが違いだと思いました。

好成績だった要因

好成績だった要因は、日本チーム、韓国チームのスタッフ、関係者のおかげです。ホテルから食事まで不自由なく、今回の韓国遠征を送らせていただけました。

また、男子監督の柏先生のアドバイスもとても的確で分かりやすかったです。

この大会で得られたこと

自分の武器が通用することとラリー力です。

自分の武器はバックハンドの回転量、スピード、コース取りで、韓国人選手にも通用することを改めて理解し、日本人選手より韓国人選手はラリーになるのでラリー力も上がったと思います。

山室早矢(桜丘)コメント

韓国選手と戦ってみての感想

私が今回の日韓合宿で韓国人選手と試合をして感じたことは、日本人選手よりも両ハンド攻撃が主体でバックハンドドライブを入れてくるのが印象的でした。

好成績だった要因

普段取り慣れていないバックハンドドライブは回転量も多く、コースも見分けにくいので対応するのが難しかったのですが、下回転打ちをさせない為に回転に変化をつけて簡単に打たせないようにしたのが、今回好成績だった要因だと思います。

この大会で得られたこと

この大会は多くの試合をこなしていくので、集中力が切れたときでも負けない我慢強さを身につけられました。この日韓合宿を通して自分の弱点をもう一度見つめ直す機会になったので、日本に帰って練習をしていきたいと思います。

その他印象的だったこと

試合以外にも韓国人選手との交流を通して、スポーツマンシップや国際交流の大切さを改めて感じることができました。

男子団体戦結果

写真:男子団体戦の様子/提供:全国高体連卓球専門部

日本 4-5 韓国

齋藤俊太朗 3-2 KIM GA ON
渡邉崚 3-1 LEE DONG HYEOK
岡本智心 3-0 YOON SI WOO
岸本蓮斗 2-3 BAEK DONG HOON
鈴木拓登 0-3 LEE HO YUN
長尾咲陽人 0-3 JUNG DAE YOUNG
渡邉崚 3-1 KIM SEONG WON
岡本智心 2-3 KIM DAE HWAN
齋藤俊太朗 1-3 YOON EUN BIN

女子団体戦結果

写真:女子団体戦の様子/提供:全国高体連卓球専門部

日本 9-0 韓国

山室早矢 3-1 LEE DA HYE
青木咲智 3-1 JUNG YE IN
熊田陽花 3-0 LEE YUN JI
櫻井花 3-0 YOON HA EUN
日下部詩季 3-0 PARK YE RYEONG
渡邉心葉 3-2 KIM EUN SEO
山室早矢 3-0 LEE HAE LIN
淺井柚香 3-2 LEE SEO JIN
青木咲智 3-1 YOON SEON A

男子個人戦結果

第1ラウンド

齋藤俊太朗:3勝6敗
岸本蓮斗:2勝0敗
岡本智心:6勝3敗
杉浦涼雅:6勝3敗
鈴木拓登:2勝7敗
渡邉崚:5勝4敗
長尾咲陽人:1勝8敗

第2ラウンド

齋藤俊太朗:4勝5敗
岸本蓮斗:6勝3敗
岡本智心:6勝3敗
杉浦涼雅:4勝2敗
鈴木拓登:3勝6敗
渡邉崚:7勝2敗
長尾咲陽人:2勝7敗

女子個人戦結果

第1ラウンド

山室早矢:9勝0敗
青木咲智:9勝0敗
熊田陽花:8勝1敗
櫻井花:8勝1敗
渡邉心葉:7勝2敗
淺井柚香:2勝7敗
日下部詩季:6勝3敗

第2ラウンド

山室早矢:9勝0敗
青木咲智:8勝1敗
熊田陽花:8勝1敗
櫻井花:7勝2敗
渡邉心葉:6勝3敗
淺井柚香:4勝5敗
日下部詩季:7勝2敗

韓国開催参加選手・スタッフ


写真:日本参加選手/提供:全国高体連卓球専門部

スタッフ

団長 宗片信一(青森商業)
総務 藤井健(都城商業)
男子監督 柏幸浩(関西)
女子監督 野木森孝充(桜丘)

男子

齋藤俊太朗(明徳義塾)
岸本蓮斗(関西)
岡本智心(野田学園)
杉浦涼雅(愛工大名電)
鈴木拓登(上宮)
渡邉崚(専大北上)
長尾咲陽人(沼田)

女子

山室早矢(桜丘)
青木咲智(四天王寺)
熊田陽花(正智深谷)
櫻井花(星槎)
渡邉心葉(明徳義塾)
淺井柚香(進徳女子)
日下部詩季(遊学館)