吉山僚一が2度目の準V 淺津碧利がWTTデビュー【卓球・WTTフィーダーヴィエンチャン2025トピックス3選】 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:吉山僚一(日本大)/提供:WTT

大会報道 吉山僚一が2度目の準V 淺津碧利がWTTデビュー【卓球・WTTフィーダーヴィエンチャン2025トピックス3選】

2025.08.21

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTフィーダーヴィエンチャン2025 日程:2025年8月11日〜8月15日 場所:ヴィエンチャン(ラオス)>

8月11~15日にかけてラオスのヴィエンチャンにてWTTフィーダーヴィエンチャン2025(以下、WTTヴィエンチャン)が行われ、全種目で優勝者が決まった。

本記事では、WTTヴィエンチャンで話題となったトピックスを3つ紹介する。

淺津碧利がWTTデビュー


写真:淺津碧利(シチズン時計)/提供:WTT

JOCエリートアカデミー(エリアカ)、中央大学を経て、現在は実業団・シチズン時計の主力として活躍する淺津碧利が男子シングルスに出場し、WTTデビューを果たした。

淺津はエリアカ在籍時にジュニアサーキットなどに継続的に出場していたが、最後に出場したのは2018年となっており、国際大会出場はしばらく遠ざかっていた。

そんな淺津は、今大会男子シングルスと混合ダブルス(ペア:竹谷美涼)に出場し、ともに予選を突破。男子シングルスでは1回戦をフルゲームで制し、続く2回戦も姚鈞涛(中国香港)相手にフルゲームまでもつれる健闘を見せた。

吉山僚一が2度目のWTT決勝進出&準優勝


写真:吉山僚一(日本大)/提供:WTT

吉山僚一(日本大)は男子シングルス第1シードとして2回戦から登場。準々決勝、準決勝はいずれもフルゲームの接戦となったが、最後は粘り強く勝ち切り決勝へと駒を進めた。

決勝ではサティアン・グナナセカラン(インド)に惜しくも敗れたものの、昨年のWTTフィーダーマスカット以来となる、WTTシングルス準優勝を飾った。

この結果により、19日発表の最新世界ランキングでは81位へと浮上。自己最高位である75位の更新に向けて、さらなる飛躍が期待される。

グナナセカランがシングルス優勝


写真:サティアン・グナナセカラン(インド)/提供:WTT

インド代表として東京五輪にも出場したグナナセカランは、今大会男子シングルス第2シードとして登場。準々決勝では同じくインドのAkash PALとの激闘をフルゲームで制すと、続く準決勝と決勝はいずれもストレート勝ちを収め、見事優勝を果たした。

これでグナナセカランは、WTTフィーダーベイルート2024以来となる自身2度目のWTTシングルスのタイトルを獲得した。

現在32歳とベテランの域に差しかかりつつあるが、前陣での打点の早い両ハンドドライブはなお健在。今後の活躍にも注目だ。

WTTフィーダーヴィエンチャン2025最終結果

男子シングルス

第1位:サティアン・グナナセカラン(インド)
第2位:吉山僚一(日本大)
第3位:洪敬愷(ハンジンカイ・チャイニーズタイペイ)、姚鈞涛(中国香港)

女子シングルス

第1位:李多恩(イダウン・韓国)
第2位:YOO Yerin(韓国)
第3位:巫嘉恩(チャイニーズタイペイ)、陳佳宜(チャイニーズタイペイ)

男子ダブルス

第1位:姚鈞涛/何鈞傑(フージェンジェ・中国香港)
第2位:関文皓/李漢銘(リホンミン・中国香港)
第3位:Anirban GHOSH/サティアン・グナナセカラン(インド)、LIN Yen-Chun/洪敬愷(ハンジンカイ・チャイニーズタイペイ)

女子ダブルス

第1位:LYNE Karen/TEE Ai Xin(マレーシア)
第2位:WU Ying Syuan/WU Jia-En(チャイニーズタイペイ)
第3位:PENG Yu-Han/CHEN Chia-I(チャイニーズタイペイ)、李多恩(イダウン)/LEE Seojin(韓国)

混合ダブルス

第1位:洪敬愷(ハンジンカイ)/WU Ying Syuan(チャイニーズタイペイ)
第2位:CHOONG Javen/LYNE Karen(マレーシア)
第3位:金大宇/崔海恩(韓国)、林彦均/巫嘉恩(チャイニーズタイペイ)