日本がドイツ、スウェーデンに勝利で3連勝 首位・中国とは4ゲーム差に<卓球・混合団体ワールドカップ2025> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:松島輝空(木下グループ)/提供:ITTFWorld

大会報道 日本がドイツ、スウェーデンに勝利で3連勝 首位・中国とは4ゲーム差に<卓球・混合団体ワールドカップ2025>

2025.12.05

文:ラリーズ編集部

<卓球・混合団体ワールドカップ2025 日程:2025年11月30日〜12月7日 場所:成都(中国)>

11月30日、中国の成都にて混合団体ワールドカップ2025が開幕。大会5日目にはステージ2の第2試合、第3試合が行われた。

混合団体ワールドカップとは

2023年に始まった同大会は今年で3回目。特に今大会は混合団体が2028年ロス五輪の種目として正式採用されたこともあり、これまで以上に注目度が高まっている。

試合は1番の混合ダブルス、2番の女子シングルス、3番の男子シングルス、4番と5番は女子ダブルスもしくは男子ダブルスの最大5試合を行い、先に合計8ゲームを獲得した国が勝利となる。

それぞれの試合は3ゲームで実施され、各選手は最大2試合まで出場可能(混合ダブルスに出場した選手はシングルスに出られない)となっている。なお、1番の試合終了後には、チームランキングが低い国が女子ダブルスと男子ダブルスのどちらを4番でプレーするか選択できる。

日本がステージ2を4連勝


写真:張本美和(木下グループ)/提供:ITTFWorld

ステージ2の第2試合で、日本はドイツと対戦。

第1マッチ(混合ダブルス)は松島輝空(木下グループ)/大藤沙月(ミキハウス)ペアがベネディクト・デューダ/ニーナ・ミッテルハムペアと対戦。中国香港戦にも登場した松島/大藤ペアは、ドイツペアに苦戦する場面がありながらも要所でポイントを重ね、ゲームカウント2-1で繋いだ。

続く第2マッチ(女子シングルス)では張本美和(木下グループ)がアネット・カウフマンと対戦。パリ五輪女子団体準決勝でではストレートで敗れた相手であったが、リベンジに燃える張本は第1ゲームから圧倒し2ゲームを連取。第3ゲームではデュースとなるも張本が取り切り、ゲームカウント3-0で勝利。日本は前半を合計ゲームカウント5-1で折り返した。


写真:松島輝空(木下グループ)/戸上隼輔(井村屋グループ)/提供:ITTFWorld

第3試合(男子シングルス)では張本智和(トヨタ自動車)と邱党(キュウダン)が対戦。張本は第1ゲームを3-11で落とすと、続く第2ゲームも9-11で落としてしまう。しかし、第3ゲームでは11-3でゲームを奪い、ゲームカウント1-2で終戦。合計ゲームカウントを6-3とした。

あと2ゲームをとれば勝利となる日本は、第4試合(男子ダブルス)では松島輝空(木下グループ)/戸上隼輔(井村屋グループ)ペアが登場。松島/戸上ペアは、序盤から相手を圧倒した試合展開で11-4、11-2で2ゲーム連取。この時点で日本が8ゲームを獲得し、合計ゲームカウント8-3でドイツに勝利した。


写真:戸上隼輔(井村屋グループ)/早田ひな(日本生命)/提供:ITTFWorld
また、ステージ2の第3試合ではスウェーデンと対戦。

第1マッチ(混合ダブルス)は戸上隼輔(井村屋グループ)/早田ひな(日本生命)ペアが登場。アントン・ケルベリ/クリスティーナ・ケルべリペアと対戦し、第1ゲームを18-16で戸上/早田ペアが奪う。続く第2ゲーム以降も競り合いの展開となるも、戸上/早田ペアは第2ゲームを11-9、第3ゲームを12-10で制し、ゲームカウント3-0で終戦。幸先のいいスタートを切った。


写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:ITTFWorld

続く第2マッチ(女子シングルス)では伊藤美誠(スターツ)がフィリッパ・ベリヤンドと対戦。試合は終始、伊藤のペースで進み、伊藤が3ゲームを連取。日本は前半を合計ゲームカウント6-0で後半につないだ。

第3試合(男子シングルス)では松島輝空とマティアス・ファルクが対戦。第1ゲームでは攻め続けるマティアスの攻撃を受けきった松島が11-8でゲームを奪う。第2ゲームでは松島が攻める展開となり11-4でゲームを奪った。この時点で日本が8ゲームを獲得し、8-0でスウェーデンに勝利。

日本はステージ2を3連勝とし、首位の中国とのゲーム差を4とした。

なお、日本は5日には韓国と対戦する。

ステージ2 第2試合結果

〇日本 8-3 ドイツ

〇松島輝空/大藤沙月 2-1 ベネディクト・デューダ/ニーナ・ミッテルハム
11-7/11-9/6-11

〇張本美和 3-0 アネット・カウフマン
11-5/11-5/12-10

張本智和 1-2 邱党(キュウダン)〇
3-11/9-11/11-3

〇松島輝空/戸上隼輔 2-0 ベネディクト・デューダ/パトリック・フランチスカ
11-4/11-2

張本美和/早田ひな – アネット・カウフマン/サビーネ・ウィンター

ステージ2 第3試合結果

〇日本 8-0 スウェーデン

〇戸上隼輔/早田ひな 3-0 アントン・ケルベリ/クリスティーナ・ケルべリ
18-16/11-9/12-10

〇伊藤美誠 3-0 フィリッパ・ベリヤンド
11-3/11-4/11-3

〇松島輝空 2-0 マティアス・ファルク
11-8/11-4

篠塚大登/戸上隼輔 – アントン・ケルベリ/マティアス・ファルク

張本美和/早田ひな – クリスティーナ・ケルべリ/フィリッパ・ベリヤンド

ステージ2 順位(12/4時点)

1位:中国 勝ち点:8(32:3)
2位:日本 勝ち点:8(32:7)
3位:韓国 勝ち点:7(24:23)
4位:ドイツ 勝ち点:7(27:18)
5位:中国香港 勝ち点:5(16:30)
6位:フランス 勝ち点:5(21:27)
7位:クロアチア 勝ち点:4(6:32)
8位:スウェーデン 勝ち点:4(14:32)

※()内の左の数字は獲得ゲーム数、右の数字は喪失ゲーム数