文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTチャンピオンズ横浜2026 日時:8月4日〜9日 場所:横浜BUNTAI(神奈川県)>
9日、WTTチャンピオンズ横浜は最終日を迎え、男子シングルス準決勝では世界ランキング24位の左腕・篠塚大登(東都観光バス)が、同31位の呉晙誠(オジュンソン・韓国)と対戦した。
序盤から呉晙誠が試合の主導権を握ると、篠塚も1ゲームを取るが呉晙誠が流れを渡さずに4ゲームを取りきり、篠塚の準決勝敗退が決まった。
試合後、篠塚が報道陣の囲み取材に答えた。
篠塚大登(東都観光バス) コメント
── 試合お疲れ様でした。率直に今の気持ちをお聞かせください。
篠塚:もう少し自分のラリーで取って、自分のほうに流れが引き寄せられたら点数に繋がったと思って、どうしてもなかなか取りきれなかった部分が多かったので、モヤモヤした試合だったなと思います。
── 相手は呉晙誠選手でしたが、今日はどんな意識で入られたんでしょうか?
篠塚:以前試合した時はそこまでラリーになることがあまりなかったので、サービスとレシーブのことを考えすぎて、その後の戻りができなかったので、試合前に考えていたものと違ったなと思います。
── チャンピオンズで初のベスト4ということになりましたが、今大会全体を通しての手応えはどうでしたか?
篠塚:1回戦の宇田選手との苦しい試合も乗り越えましたし、昨日もF・ルブラン選手と簡単な試合ではなかったんですけど、勝ち切れたので自信になった部分もあったんですけど、この試合はお互いに決勝に行けるチャンスを握っていた中で、なかなか作戦が定まらず、迷いのある試合になってしまったので、まだまだ実力不足のところが多いなという感じでした。
── 試合の展開を振り返ってみていかがですか?
篠塚:第1ゲーム、第2ゲームを簡単に落としてしまって、第3ゲームからラリーに視点を変えたんですけど、中盤フォアだったり、バックだったり、一本取りたいところで取り切れなかったので、少し色々な考えが出てしまって、迷いが出てしまったのが敗因だと思います。
── 色々な考えというのは、どういう選択肢を取ろうかという部分ですか?
篠塚:相手がラリーやっていく中で、自分が強気で攻めにいくのか、それとも我慢してラリーで奪って取るのか、最後までどっちにも勇気を振り絞れず、どっちがいいかなという状態でそのまま終わってしまったのが、今日は少し良くなかった点だと思います。
── 過去に対戦がある選手でしたが、過去の対戦でも同じ展開になったことがありますか?
篠塚:いつも競りますし、最後に勝った時も本当に負けのような試合だったので、勝つにしても競ることを予想していたんですけど、序盤から相手の方が落ち着いていて、気持ちに余裕があったかなと思います。
── 悔しい結果になりましたが、改めてチャンピオンズベスト4という結果をどう見ていますか?
篠塚:今日みたいな負けがあっては満足できないと思うので。まだまだ足りないところが多いですし、優勝するまでは満足しちゃいけないと思います。
写真:篠塚大登(東都観光バス)/撮影:ラリーズ編集部
── ロサンゼルス五輪も見えているかと思いますが、今の自分の世界での立ち位置はどう見ていますか?
篠塚:実力で言えば20位から30位内の実力かなとまだ思いますし、自分の目標はトップ10なので、トップ10に行くにはまだまだ遠いなと感じます。
── 2年後のロサンゼルス五輪から逆算して、どういったプランで自身を成長させていきたいですか?
篠塚:世界ランクが(日本選手内で)3番以内に入れないと、選考レースの時も厳しいと思うので、今から選考レースが始まっていると思って、一試合一試合大事にしたいです。
── 過去の対戦でここまでラリーになったことは多くないと思いますが、戦術的にラリーの持ち込むためのものでしたか?
篠塚:第1ゲームから、相手もラリーが得意な選手で、あえてラリーに乗っていこうという考えだったのかなと自分は思いました。
自分にわざと打たせて、それをカウンターで狙うのが相手の作戦だったと思うので、そこで自分が決めなきゃいけない焦りが出てしまったのが、今回の敗因です。
── 昨日の素晴らしい結果があっただけに、今日何か気持ちがいつもと違っていたのか、それとも平常心で臨むことができていましたか?
篠塚:USスマッシュの時もカルデラノ選手に勝った分、ランクが近いシドレンコ選手に負けてしまって。チャンスの時に掴みきれないのは、あの時も反省点として挙げていたので、今回は必ず勝ちたいと思って。
最後は試合の中の気持ちの勝負になると思って試合に入ってたんですけど、出だしからあまり流れをつかめなかったので、単純に実力が足りないかなと思いました。
── 5月の国内選考会で、どんな状況でも自分のプレーをしたいということを課題に挙げていて、今日は相手が色々やってくる中で、なかなか自分のプレーを出しきれなかった部分はどう受け止めていますか?
篠塚:出だしがうまくいくかいかないかは、その時の運とかもありますし、自分の状態とかもあると思うので。
今日の試合はリードされてからも、少し我慢しようと思ってやってみたんですけど、なかなかそれでも中盤で取り切れなかったので、取りきれないのは心のメンタル面で相手の方が少し上だったかなと思います。
── トップ10に向けて、ここから大きい大会が続いていきますけれども、改めてここから先のシーズンの意気込みをお願いします。
篠塚:まずはスウェーデンスマッシュがすぐにあるので、切り替えてできるだけ調整をして、自分のできることをやって、またいい結果が出せるように頑張っていきたい。
その後に自分の試合が空くので少しだけ休んで、またアジア競技大会に向けて頑張りたいと思います。
── スウェーデンスマッシュの後に来月アジア大会が、地元である愛知県で行われます。地元開催のアジア大会に向けて意気込みをお願いします。
篠塚:今大会も日本で開催されて、ホームの力はすごいなと感じたので、応援は皆さん沢山してくれたと思うので、できるだけいい準備をして試合に入れれば必ずいい結果が出ると思うので、そこまでは気持ちも少しずつ成長できるように頑張ります。
── 横浜開催で篠塚選手の素晴らしいプレーにも喝采を送り、たくさんの声援が送られていましたが、日本のファンへのメッセージをお願いします。
篠塚:昨日、今日と、最初から自分の試合の力になってくださって本当に嬉しかったですし、今日の試合はその期待に応えられず情けないなと思うので、また反省を生かして強くなりたいと思います。
男子シングルス準決勝
篠塚大登(東都観光バス)1-4 呉晙誠(オジュンソン・韓国)〇
4-11 / 4-11 / 11-7 / 7-11 / 6-11






