写真:長﨑美柚(木下グループ)/金娜英(キムナヨン・韓国)ペア/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 結成から約2年の国際ペアが8強入り 長﨑美柚から見た韓国・金娜英「チャンスを作れた時は必ず決めてくれる」<卓球・チャイナスマッシュ2026>
2026.10.08
戦型:右シェーク裏粒
<卓球・チャイナスマッシュ2026 日時:10月1日~11日 場所:北京(中国)>
7日、チャイナスマッシュ2026は7日目を迎え、女子ダブルス2回戦では長﨑美柚(木下グループ)/金娜英(キムナヨン・韓国)ペアと、リリー・チャン/サリー・モイランド(アメリカ)ペアが対戦した。
長﨑美柚/金娜英ペアが8強へ
長﨑と金娜英がグランドスマッシュでペアを組むのは、2024年のシンガポールスマッシュ以降今回で7大会目となる。
試合は、第1ゲームから長﨑/金娜英ペアが大きくリードを広げて先制する。一方、第2ゲームでは接戦となる中でアメリカペアがリードする。長﨑/金娜英ペアも点差を縮めていくが、チャン/モイランドペアが1ゲーム取り返す。
写真:リリー・チャン/サリー・モイランド(アメリカ)ペア/撮影:ラリーズ編集部
第3ゲームでは互いに譲らぬ攻防が続きデュースに突入。長﨑/金娜英ペアがものにして、勝利に王手をかけた。第4ゲームでもチャン/モイランドペアがリードしてゲームポイントを先に握るが、長﨑/金娜英ペアも追いつき再びデュースに。最後は長﨑/金娜英ペアが得点を決めた。
勝利した長﨑/金娜英ペアは、準々決勝で陳熠(チェンイー)/LI Yihui(中国)ペアと対戦する。
長﨑美柚(木下グループ)コメント
写真:長﨑美柚(木下グループ)/金娜英(キムナヨン・韓国)ペア/撮影:ラリーズ編集部
── 今の試合を振り返ってみていかがですか?
初めての対戦だったんですけど、2人とも特徴のあるプレースタイルの選手で、1人はゆっくりなタイミングのプレースタイルで、もう1人は打点が結構早くて。そのゲーム毎に受けるボールが変わるので、その調節が自分たちは難しかったです。
あとは今大会の台がすごく止まります。
特にダブルスだと自分が打つのはパートナーが打って返ってきたボールということもあり、台だったり、この環境やボールだったりがさらに難しく感じました。
(台が)止まる分、いつもだったら「ここぐらいで返ってくるかな」と待っていても、「あれ違う」となってしまう感じでした。
私自身、金娜英選手に上手くチャンスメイクができなかった印象なんですけど、第4ゲームの大事なポイントでしっかり取り切れたのは、良かったんじゃないかなと思います。
── 相手2人のプレースタイルが違うということもありつつ、ダブルスであったり環境が変わったりするから、そういうので感覚が合わないような感じですか?
特に(相手が)右・右の選手なので、これっていう戦術がはっきりあるわけでも多分なかったのかなと思って。
逆に相手の戦術がハッキリしていない分、こっちも何を待ったら良いのか、何をしたら良いのか読めなくて。
本当に一球一球の勝負みたいになってしまったんですけど、ゲーム通してこの形でいこうと逆算してプレーする感じではなくて、本当に一球一球やってみてどうなるかなという感じだったので、少し難しい試合だったなと思います。
── 第1ゲームは点差つけて取っていたと思いますが、第2、第3ゲーム以降になると、今おっしゃっていただいたような感じがより濃く出てきた感覚ですか?
そうですね。あとは私はチャン選手とは対戦したことあったんですけど、もう1人のサリー選手は対戦したことなかったので、どういう選手か分からなかったので。
自分の感覚的に、まず最初(コイン)トスで勝った時は、私がチャン選手のボールを受けることを選択しました。
前回のシングルスで試合した時の感覚が、私のボールと相性が合う感じだったので、私が先にチャン選手に送らない方が良いなと思ったので、そういう組み合わせにして。
試合しても第1(ゲーム)と第3(ゲーム)は順調に取れたんですけど、第2、第4と、私がボールを(チャン選手に)送る時になった時に、ちょっと不利な展開だったので、やっぱり相性もあるのかなと思います。
写真:長﨑美柚(木下グループ)/金娜英(キムナヨン・韓国)ペア/撮影:ラリーズ編集部
── 金娜英選手とのペアは、2024年のシンガポールスマッシュで最初組まれてから2年ぐらいやられてるかなと思いますが、改めてどういうところのやりやすさがありますか?
基礎がしっかりしてると思うので、私がしっかり相手を見ながらチャンスを作れた時は必ず決めてくれる。
いかに金娜英選手に簡単なボールを送らすかが私の役目だと思っていて、私はどちらかというと色々な回転変化をつけながら卓球をする方なんですけど、金娜英選手はどちらかというと王道型だと思うので、私が変化つけすぎてしまうと一緒に共倒れしてしまうような感じになります。
私が金娜英選手にとって簡単なボールを返させる。
その分自分が厳しくだったり、タイミングずらしたりすることが必要なのかなと思っていて、そういうチャンスメイクした時にしっかり決めてくれることと、あとは自分でこれをするという考えを持っている選手です。
私がこうした方がいいんじゃない?と提案することもあるんですけど、自分でこれをやると決めきってくれるので、そこは自分がどこでも取れる準備をしながらやっています。
── 長﨑選手が金娜英選手に合わせるというか、やりやすいように工夫しているということでしょうか?
はい。年齢も(金娜英選手が)3つ下ぐらいなので。あとは(金娜英選手が)すごく真面目で、たまに直進に行き過ぎてしまう時があるので、いい方に私がセットしてあげればすごく良くなると思っています。
そういう時に、ちょっとこっちでもいいんじゃない?って風にできますし、そこは良いバランスなんじゃないかなと思っています。
── 確かにいいバランスですね。ベンチで喋る時は韓国語とか英語とか話されるんですか?
そうですね。私は基本的に話すことは特にないんですけど、コーチから見たことを金選手に言ってもらって。何か特別あれば言うかなぐらいです。
── シングルスでは、初戦で早田選手に当たってしまいましたが、振り返っていただけますか?
私は今大会シードに入れなかったので、1回戦から強い選手と当たることは分かっていたんですけど、初戦のラウンドが2日間あって、そのせめて2日目が良かったなという思いはありました。
こっちに来たのがアジア競技大会終わってちょっとして、2日前とかだったので、もう少しこの環境で慣れて試合したかったなという思いもあります。
あとは、アジア競技大会で一緒に戦っていた早田選手と対戦となったので、卓球の部分での調整も気持ちの部分での調整も、色々な調整がちゃんと準備しきれなかったところはありました。
でもそれは相手も同じ条件だと思うので、その中でできなかったのは今の自分の力不足だなとは思いますし、逆に早田選手がそこがすごいところ、強いところなのかなともちろん尊敬もしています。
── 金娜英選手とのペアで前回のヨーロッパスマッシュでベスト4に入られて、そこで最高成績更新されたと思いますが、改めて今大会の目標を教えてください。
まずは明日の中国戦にしっかり勝ちたいなという思いであるのと、本当に目の前の試合を全力で向かってやるだけだと思います。
今日みたいな良くなかったことを繰り返さないように、今日のこの収穫を明日にちゃんとつなげられるように、そういう試合をしたいです。
私はもうダブルスだけなので、しっかり準備して明日に臨みたいです。
女子ダブルス2回戦
写真:長﨑美柚(木下グループ)/金娜英(キムナヨン・韓国)ペア/撮影:ラリーズ編集部
リリー・チャン/サリー・モイランド(アメリカ)1-3 長﨑美柚(木下グループ)/金娜英(キムナヨン・韓国)〇
3-11 / 11-9 / 13-15 / 13-15






