"卓球帝国"の中国選手がベスト4にゼロ 過去22大会で初の事態に<卓球・WTTチャンピオンズフランクフルト2026> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:陳熠(チェンイー・中国)/提供:WTT

大会報道 “卓球帝国”の中国選手がベスト4にゼロ 過去22大会で初の事態に<卓球・WTTチャンピオンズフランクフルト2026>

2026.11.08

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTチャンピオンズフランクフルト2026 日時:11月3日〜8日 場所:フランクフルト(ドイツ)>

7日、WTTチャンピオンズフランクフルト2026は男女シングルスの準々決勝が行われ、この日の準々決勝に臨んだ中国勢4名が全員敗退した。

これにより、男女の4強には中国選手が1人も残らないこととなった。

準決勝に進出したのは、日本の5名、ドイツの2名、チャイニーズタイペイの1名。中国選手が出場したWTTチャンピオンズで、男女ともに4強に中国勢が残らないのは今大会が初めてとなる。

女子は3人が敗退、男子唯一の8強も届かず


写真:温瑞博(ウェンルイボー・中国)/提供:WTT

女子シングルスでは、陳熠(チェンイー・中国)がサビーネ・ウィンター(ドイツ)にストレートで敗北。蒯曼(クアイマン・中国)は早田ひな(日本生命)にフルゲームの末に3敗れ、陳幸同(チェンシントン・中国)も張本美和(木下グループ)にゲームカウント2-4で敗戦となった。

中国男子で唯一ベスト8に残っていた温瑞博(ウェンルイボー・中国)も、林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)にストレートで敗れている。

前週は女子4強を独占していた

WTTチャンピオンズは、2022年のブダペスト大会から今大会までに22大会が開催されている。このうち、女子シングルスのベスト4に中国勢が1人も入らなかったのは、2025年のフランクフルト大会と今大会の2例のみだ。

ただし2025年のフランクフルト大会は、男女ともに中国選手のエントリーがなかった。つまり、中国選手が出場した大会に限れば、ベスト4に中国勢が残らないのは今大会が初めてということになる。


写真:孫穎莎(スンイーシャ・中国)/提供:WTT

残る20大会では、いずれも女子シングルスでは最低1名の中国選手がベスト4入りを果たしてきた。直前に行われたモンペリエ大会に至っては、孫穎莎(スンイーシャ)、蒯曼、王藝迪(ワンイーディ)、陳熠の4選手がベスト4を独占していた。それだけに、今回の結果には驚きを隠せないとなった。

一方、男子シングルスでは、2026年の横浜、マカオ、モンペリエ、そして今大会と、4大会連続で中国勢のベスト4入りがない状況となっている。

ほんの数年前まで、国際大会で中国選手がベスト4を独占することは、“当たり前”の光景であった。ゆえに、その牙城を破って、一人でも非中国選手がベスト4以上に進めれば、それだけでも大きなサプライズと言われていた。


写真:2023年に非中国選手として始めてWTTチャンピオンズを制した林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT

特に、WTTチャンピオンズはシングルスの世界ランキングで上位の選手のみが出場できる特別な大会。ドローによっては1回戦から中国トップ選手と当たることも珍しくなく、非中国選手にとってはある種の「鬼門」とも言える大会であった。

しかし今は、「中国選手が上位にいない」という光景も珍しくなくなった。タレント不足、過密日程によるコンディション不良など、その要因を断定することは難しいが、「卓球帝国・中国」の時代に陰りが見えていることは、まぎれもない事実と言えるだろう。

WTTチャンピオンズフランクフルト2026 準々決勝(中国勢の結果)

女子シングルス

陳熠(中国)0-4 サビーネ・ウィンター(ドイツ)〇
3-11 / 10-12 / 7-11 / 8-11

蒯曼(中国)3-4 早田ひな(日本生命)〇
13-11 / 7-11 / 11-6 / 7-11 / 3-11 / 15-13 / 7-11

陳幸同(中国)2-4 張本美和(木下グループ)〇
10-12 / 5-11 / 11-6 / 11-13 / 13-11 / 7-11

男子シングルス

温瑞博(中国)0-4 林昀儒(チャイニーズタイペイ)〇
10-12 / 7-11 / 8-11 / 5-11

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