【卓球】丹羽・張本は3-4位決定戦で直接対決へ<アジアカップ男子> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 【卓球】丹羽・張本は3-4位決定戦で直接対決へ<アジアカップ男子>

2019.04.06

文:ラリーズ編集部

<LION ITTF・ATTUアジアカップ横浜2019(横浜文化体育館) 2019年4月5日~4月7日>

6日、横浜文化体育館で開催されている卓球アジアカップ2019にて、男子シングルス準決勝、5-8位決定戦が行われた。

張本は樊振東に敗れ決勝進出ならず


写真:樊振東(中国)/撮影:ラリーズ編集部

李尚洙(韓国、4月度世界ランキング6位)を破り、勢いに乗る張本智和(木下グループ・同4位)は準決勝で樊振東(中国、同1位)と激突。昨年のアジアカップの予選リーグでは、張本が樊振東を下しており、卓球ファン注目の一戦となった。

張本が強烈なチキータと威力あるバックハンドドライブで第1ゲームを先取する。しかし、第2ゲーム以降張本は、縦回転系を中心にサービスをフォア前に集める樊振東の戦術に苦しみ、思うように先手が取れない。サービスから試合を優位に進めた樊振東が4-1で勝利し、決勝へ駒を進めた。

張本は「出だしがとてもよくて、このままいければと思ったがすぐに対応された。ラリーでのミスの少なさが相手の方が上だった。相性的にはやりづらくはなかったが、気持ち的に急いでミスが出てしまった。これが本当の実力の差だと思う」と樊振東との対戦を振り返った。

丹羽は馬龍に敗れ明日の3位決定戦へ


写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:ラリーズ編集部

準決勝に進出した丹羽孝希(スヴェンソン・同8位)は、馬龍(中国、同11位)と対戦した。試合は序盤から馬龍ペースで進み、4-0で馬龍が完勝。決勝進出を決めた。

この試合に関して丹羽は「力の差がありすぎて、途中から何をやっていいかわからなくなった。もちろん試合前は必ず勝つんだという強い気持ちで挑んだが、試合をやっていくにつれて勝てる気がしないという気持ちが強くなった。今はまだ切り替えられない」とショックを隠し切れない様子だった。

倉嶋洋介日本代表男子監督は「今大会戦ってみて、張本に関しては相当細かいところまで研究されていると感じた。ただ、チキータやバックハンドの速さに関しては、馬龍や樊振東にも通用すると感じた。丹羽は東京五輪に向けてかなり意識の高い練習をやっていて、非常に良いプレーが最近続いていた。課題であった守りや台上プレーも向上が見られた。明日は同士討ちになってしまうが、いい勝負をしてほしい」と今大会の張本・丹羽に関してコメントした。

準決勝で敗れた張本、丹羽の両者は、明日の3-4位決定戦で直接対決する。
昨年のアジアカップでは5-6位決定戦で激突し、張本がフルゲームで大逆転勝利しており、今回も熱戦が期待される。

アジアカップ2019 男子準決勝結果

〇樊振東(中国) 4-1 張本智和(日本)
6-11/11-6/11-8/11-9/11-4

丹羽孝希(日本) 0-4 〇馬龍(中国)
5-11/6-11/8-11/6-11

アジアカップ2019 男子5-8位決定戦結果

〇林昀儒(チャイニーズタイペイ) 4-3 李尚洙(韓国)
6-11/11-8/7-11/11-7/11-4/9-11/11-7

黄鎮廷(中国香港) 1-4 〇グナナセカラン(インド)
10-12/12-10/5-11/6-11/8-11

アジアカップ2019・男子ここまでの結果