文:ラリーズ編集部
<第33回ITTF-ATTUアジアカップ2022 日程:11月17日~20日 場所:タイ>
17日から、タイにてアジア圏の代表選手が集うアジアカップ2022が開幕する。
男子シングルス見どころ
写真:張本智和(IMG)/撮影:ラリーズ編集部
男子シングルスには、日本から張本智和(IMG)、宇田幸矢(明治大)の2選手が参戦する。張本は先日の全農CUP TOP32船橋大会で優勝し、国内選考レースでは圧倒的な安定感を見せている。破壊力と強固さを兼ね備えたプレーで、アジアの頂点に立つことができるか。
写真:宇田幸矢(明治大)/提供:WTT
宇田は、WTTチャンピオンズブタペスト大会ではシモン・ゴジ(フランス)、マルコス・フレイタス(ポルトガル)とヨーロッパの強豪に連勝するなど、大舞台での爆発力には目を見張るものがある。今大会も切れ味の鋭いプレーで、上位進出なるか。
写真:王楚欽(ワンチューチン・中国)/提供:WTT
男子シングルスには、世界ランキング8位の林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)や、中国からは王楚欽(ワンチューチン)、林高遠(リンガオユエン)、台湾のベテラン・荘智淵(チュアンチーユエン・チャイニーズタイペイ)など、強豪選手が多数エントリーされている。日本勢以外の対戦カードにも要注目だ。
女子シングルス見どころ
写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:WTT
女子シングルスには、日本から世界ランキング5位の伊藤美誠(スターツ)、6位の早田ひな(日本生命)が出場する。伊藤は全農CUP TOP32船橋大会では5位に終わり、連戦での疲労が心配されるが、今大会では伊藤の持ち味の変幻自在な速攻プレーを見せることができるか。
写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT
早田は世界卓球での故障明けとなり、本調子ではない中で全農CUP TOP32では準優勝を収めた。戦術の幅の広がりに持ち前のフォアドライブを組み合わせた、新境地のプレーを見せることができるか。
写真:陳幸同(チェンシントン・中国)/提供:WTT
女子シングルスには、中国からは陳幸同(チェンシントン)、王藝迪(ワンイーディ)が参加。その他にも、台湾のエース・鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)、中国香港を支える杜凱琹(ドゥホイカン)など、こちらも世界トップレベルの選手が多数参戦する。
男女とも選考会やTリーグなどの国内大会に加え、国際大会を転戦する過酷なスケジュールの中、今大会も無事に戦い抜けること、そして素晴らしいプレーを見せてくれることを期待している。
アジアカップ2022出場日本選手
張本智和(IMG)
宇田幸矢(明治大)
早田ひな(日本生命)
伊藤美誠(スターツ)
17日日本選手試合組み合わせ
男子シングルス1回戦
張本智和(IMG)- PANG Yew En Koen(シンガポール)
宇田幸矢(明治大)- サティアン・グナナセカラン(インド)
女子シングルス1回戦
早田ひな(日本生命)- 曾尖(ゼンジャン・シンガポール)
伊藤美誠(スターツ)- Maryam ALI(カタール)
張本智和インタビュー(2021年2月公開)
写真:張本智和(木下グループ)/提供:長田洋平/アフロスポーツ