初ペアリングの水谷・伊藤ダブルス わずか11分で初戦完勝<韓国OP> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:水谷隼(左・木下グループ)と伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 初ペアリングの水谷・伊藤ダブルス わずか11分で初戦完勝<韓国OP>

2019.07.03

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアー・韓国オープン 2019年7月2日~7月7日>

大会2日目となる7月3日、ミックスダブルスの予選が始まった。日本からは水谷隼(7月世界ランキング13位・木下グループ)/伊藤美誠(同7位・スターツ)ペアが登場し、ウズベキスタンのペアと対戦した。相手は男子選手が左利きで、女子選手が右利きと、日本ペアと同じ組み合わせだ。

初めてペアを組んだ水谷と伊藤は初戦で息が合わないことも心配されたが、水谷のYGサーブ(手首を使い強烈な逆横回転をかけるフォアサーブ)や伊藤の巻き込みサーブ(手首を内側に巻き込むようにして逆横回転をかけるサーブ)から先手を取ると1ゲーム目を先取し、流れを掴んだ。

レシーブでは伊藤美誠のバック面に貼ってある表ソフトラバー(表面に粒が並び、相手の回転の影響を受けにくくスマッシュがしやすい)を活かした多彩な展開から、相手を全く寄せ付けなかった。水谷も長く磨いてきた前陣でのプレーを貫き、相手ペアにつけ入る隙を与えずにわずか11分で完勝。4日からの本戦へと駒を進めた。

試合後のコメント


写真:水谷隼(左・木下グループ)と伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

試合後に初めてのペアリングでのプレーについて伊藤に聞くと「練習の1日目から本当に初めて組んだのかとビックリするほど、私自身がすごくやりやすかった。練習の成果も出たかなと思う。本戦も自分らしいプレーを出して行きたい。」と相性の良さをのぞかせた。水谷も同じように練習の成果を発揮できたと話す。

またこのペアの強みについて水谷は「(伊藤)美誠が、男性選手のボールに対して、サービスレシーブで先手を取れるのが非常に強いと思う。」とコメント。

対する伊藤は「(水谷が)本当にミスをしないので、私がコースを突いてチャンスを作って、チャンスも決めてくれるので、私自身がすごくやりやすい。なので私(のプレー)で結構変わるかなと思う。私もミス少なく、チャンスメーカーになれたらいいなと思う。」と語る。

4日以降の本戦で2人のプレーがどう洗練されていくのか必見だ。

詳細スコア

○水谷隼/伊藤美誠 3-0 KENJAEV Zokhid/GUFRANOVA Rimma(ウズベキスタン)
11-5/11-1/11-5

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