文:ラリーズ編集部
<ITTF ワールドベテランツアー2019・中国 8月8日~8月11日>
8日から、ITTF(国際卓球連盟)初の取り組みとなる「ITTF ワールドベテランツアー」がスタートした。
「ワールドベテランツアー」とはITTFが「Table Tennis For All. For Life.」というコンセプトのもと立ち上げた大会で、40歳以上の卓球愛好家に出場資格が与えられる国際大会だ。
第1回は中国・深センで開催されており、11日まで4日間をかけてトーナメントが行われる予定。この大会は第1回にも関わらず、世界中から225名のプレーヤーが詰めかけ、大きな盛り上がりを見せている。
出場する40歳以上の選手は年齢で大きく区切られており、男女シングルス・ダブルスは40~80歳の間でそれぞれ7つのカテゴリーにわけられる。また、男子シングルスは40~59歳、60~69歳、70歳以上の3つ、女子シングルスは40~59歳、70~80歳、60~80歳以上の3つのカテゴリーもさらに追加されている。
今大会に出場した83歳のMin Qihengさんは「私はこの大会に出場できて非常に満足です。それは他の80歳以上の方と競争できる数少ない機会だから。最終結果は重要でありません。重要なのは、卓球を通して新しい友人に会うことです」と大会への満足感を話した。
この後の開催予定地はオーストラリア(タウンズビル)、アメリカ(フォートローダーデール)、カタール(ドーハ)、イギリス(カーディフ)の4都市で、今後追加される可能性もある。
世界ランキングシステムも導入している同大会、さながらプロが参戦するワールドツアーのようだ。生涯スポーツと称される卓球の裾野の広さを感じさせられる大会となっている。