【卓球】宇田が中国選手2人抜きで準優勝<世界ジュニア選手権2018> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

*写真:宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)/ittfworld

大会報道 【卓球】宇田が中国選手2人抜きで準優勝<世界ジュニア選手権2018>

2018.12.09

文:ラリーズ編集部

<2018年世界ジュニア卓球選手権大会(ベンディゴ) 2018年12月2日~9日>

世界ジュニア選手権は最終日を迎え、男子シングルス決勝が行われた。決勝には、準々決勝準決勝と連続で中国選手を破った宇田幸矢(12月度男子世界ランキング94位・17歳)=JOCエリートアカデミー/大原学園=が登場した。対戦相手は徐海東(同683位・18歳)=中国=だ。

第1ゲーム、徐海東は宇田の強烈なチキータを恐れたのか、リスキーなロングサーブを中心に宇田から得点をリードを奪う。宇田は後半にかけて少しずつロングサーブに対応するも、デュースで第1ゲームを奪われた。続く第2ゲームも宇田は徐海東の巻き込みサーブに苦しめられ、ラリーの主導権をなかなか握ることができず、あっさりとこのゲームを落としてしまう。

第3ゲームは宇田が巻き込みサーブに対応し、ラリーで得点を重ねる。宇田が10-4でゲームポイントを握ったところから3点巻き返され、日本ベンチはタイムアウトを申請。ここで流れを断ち切り、宇田は1ゲームを取り返す。第4ゲームはお互いサーブレシーブに慣れてきたか、熾烈なラリー戦となる。宇田は9-8とリードしているところから競り勝つことができず、9-11でこのゲームを失う。

第5ゲーム、5-7で宇田が決めたかと思われたラリーを徐海東が中陣からの驚異的な粘りで得点。ここで流れが傾いたか、その後も徐海東がリードを保ち、宇田は1-4で敗北した。2016年に張本智和が優勝して以来の快挙とはならなかったが、中国の未来を担うスターたちをなぎ倒し、決勝まで上がってきたことは大いに評価できるだろう。宇田の今後に期待がかかる。

世界ジュニア選手権 大会最終日 日本選手の結果

男子シングルス 決勝

宇田幸矢 1-4 徐海東(中国)
11-13/4-11/11-8/9-11/8-11