文:ラリーズ編集部
<世界卓球選手権成都大会2022 日程:9月30日~10月9日 日程:成都(中国)>
3日、世界卓球の4日目が開催され、日本代表は男女揃って勝利を挙げた。
及川が逆転勝ちで3連勝に貢献
日本男子は世界チームランク12位の中国香港と対戦した。前日に2連勝した戸上隼輔(明治大学)が黄鎮廷(ウォンチュンティ)にストレートで敗れたものの、2番で張本智和(IMG)が林兆恒(リンチャンフン)を圧倒。ゲームカウント3-0で下し、マッチカウント1-1のイーブンとした。
写真:及川瑞基(木下グループ)/提供:WTT
3番では及川瑞基(木下グループ)が呉柏男(ウーバイナン)と対戦。試合はフルゲームとなり、最終ゲームは2-7とリードを取られる苦しい展開となるが、そこから及川が怒涛の追い上げを見せて逆転勝ちを収める。そして、4番では張本が黄鎮廷をストレートで下し、マッチカウント3-1で男子日本代表が中国香港を下した。
張本と及川の活躍により3連勝を飾った男子日本代表は、グループリーグ単独首位に躍り出た。グループリーグ最終戦はハンガリーと4日17時から対戦する。
女子、圧巻の3連勝
写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT
今大会これまで2試合とも3-0で勝ち続けている女子日本代表は1番の伊藤美誠(スターツ)、2番の早田ひな(日本生命)が共に第1ゲームを落とすもののきっちり勝ち切り、早々に王手をかける。そして、3番には佐藤瞳(ミキハウス)が持ち前の粘り強さを見せ、ストレートで勝利。3試合連続で3-0の勝利となった。
女子はこれまで全試合でメンバーを変えながらも1試合も落とさずに3連勝と層の厚さを見せている。ウズベキスタンとの最終戦で、グループリーグ全勝と1位通過を目指す。
〇日本 3-1 中国香港
戸上隼輔(明治大)0-3 黄鎮廷(ウォンチュンティン)〇
11-13/4-11/6-11
〇張本智和(IMG)3-0 林兆恒(リンチャンフン)
11-5/11-7/11-4
〇及川瑞基(木下グループ)3-2 呉柏男(ウーバイナン)
5-11/11-7/7-11/11-5/12-10
〇張本智和(IMG)3-0 黄鎮廷(ウォンチュンティン)
11-4/11-9/11-3
男子予選リーググループ3試合結果(10/4時点)
日本(3勝0敗)
中国香港(2勝1敗)
ハンガリー(2勝1敗)
ルーマニア(1勝2敗)
イラン(0勝4敗)
〇日本 3-0 ハンガリー
〇伊藤美誠(スターツ)3-1 ヘルガ・ダリ
10-12/11-5/11-5/11-6
〇早田ひな(日本生命)3-1 ドーラ・マダラサズ
5-11/11-3/11-5/11-4
〇佐藤瞳(ミキハウス)3-0 レオニー・ハルトブリッヒ
11-6/11-4/11-8
女子予選リーググループ2試合結果(10/4時点)
スロバキア(3勝1敗)
日本(3勝0敗)
ハンガリー(1勝2敗)
ポーランド(1勝2敗)
ウズベキスタン(0勝3敗)
10月4日日本代表試合予定
男子
vsハンガリー(17:00~)
女子
vsウズベキスタン(20:00~)
戸上隼輔インタビュー(2020年1月公開)
写真:戸上隼輔/撮影:伊藤圭
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