【パラ卓球】「中国超えで金へ」アジアパラ競技大会に向け岩渕ら | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

大会報道 【パラ卓球】「中国超えで金へ」アジアパラ競技大会に向け岩渕ら

2018.10.02

*アジアパラ競技大会に参戦するパラ卓球日本代表選手団

今月6日から始まるパラスポーツの祭典、第3回アジアパラ競技大会(開催地:ジャカルタ・インドネシア)に向け、パラ卓球日本代表チームは2日、記者会見を開き、主力選手が目標を語った。

リオパラリンピック代表の岩渕幸洋は「リオパラ以来の総合大会なので楽しみ。東京パラに向けては、来年のアジア選手権優勝が出場権獲得の最短ルートとなるが、今大会はその前哨戦と位置づけている。健常者で日本のトップ実業団チームの協和発酵キリンに所属し、日本トップ選手から技術だけでなく考え方を勉強させて頂いていて最高の環境にいる。健常者の実業団選手とも大会で対戦しているが得意のサーブは十分通用し、自信がある。今大会でも武器にしたい。」とコメント。

前列左からパラ卓球日本代表の吉田信一と岩渕幸洋

金髪の卓球王として知られるCLASS3(車椅子)の吉田信一が「前回は団体で銅メダルを獲得したので今大会ではもっといい色のメダルを獲りたい。個人でもメダルを狙う。」と語れば、前回大会でシングルス銅メダリストの井上全悠は、「攻撃が課題。前回のシングルス銅を超えたいし、団体は中国を倒して金メダルを獲りたい」と抱負を語った。

アジアパラに向けて目標を語る井上全悠

アジアパラ競技大会は、卓球競技を含め全17競技が行われ、計43カ国が参加する。前回の2014年韓国・仁川での第2回大会で日本は金メダル38・銀メダル53・銅メダル48を獲得しており、今大会もメダルラッシュが期待されている。パラ卓球選手が幾つのメダルを持ち帰れるか、注目したい。

アジアパラ競技大会(卓球競技)出場選手

男子

CLASS2:松尾充浩、皆見信博
CLASS3:吉田信一、渡邊剛
CLASS4:斉藤元希、坂崎浩樹
CLASS5:土井健太郎
CLASS7:金子和也、井上全悠、八木克勝
CLASS8:宿野部拓海、立石アルファ裕一
CLASS9:岩渕幸洋、鈴木伸幸
CLASS10:垣田斉明、永下尚也

女子

CLASS8:友野有理
CLASS10:竹内望

文・写真:ラリーズ編集部