文:ラリーズ編集部
<ITTF PTT ジャパンオープン2019東京大会 2019年8月1日~8月3日>
8月1日から、パラ卓球国際大会が初めて日本で開催され、連日熱戦が繰り広げられている。個人戦は1日から2日の午後まで行われ、日本選手はメダルラッシュとなった。
シングルスは男子クラス10の垣田斉明(八代市役所)、女子クラス8の友野有理(日本体育大学)が優勝を果たし、金メダルを獲得。また女子クラス5で71歳の別所キミヱ(ドマーニ卓球クラブ)が銀メダル、男子クラス9で岩渕幸洋(協和キリン)が銅メダルという結果となった。
試合後、見事優勝を果たした垣田斉明がツイッターを更新。「ジャパンオープンシングルス優勝出来ました❗個人の優勝は7年ぶりです✨」と喜びを表した。
ジャパンオープンシングルス優勝出来ました❗個人の優勝は7年ぶりです✨引き続き団体戦を頑張ります❗ pic.twitter.com/mofavtuQNz
— 垣田斉明 (@kakitanariaki) August 2, 2019
日本人男子選手主な結果
クラス10
優勝 垣田斉明(八代市役所)
クラス4
3位 齊藤元希(横浜隼人高等学校)
クラス5
3位 中本亨(ドマーニ卓球クラブ)
クラス9
3位 岩渕幸洋(協和キリン)
クラス11(知的障がい)
3位 竹守彪(TOMAX)、加藤耕也(あいおいニッセイ同和損害保険)
日本人女子選手主な結果
クラス8
優勝 友野有理(日本体育大学)
3位 廣兼めぐみ
クラス5
2位 別所キミヱ(ドマーニ卓球クラブ)
クラス3
3位 茶田ゆきみ(株式会社スヴェンソン)
クラス10
3位 竹内望(株式会社エントリー)、工藤恭子
クラス11(知的障がい)
3位 古川佳奈美(博多卓球クラブ)、伊藤槙紀(ひなり)
個人戦では、14人の日本選手が表彰される結果となった。2日の午後からは団体戦が始まっており、さらなるメダルの獲得に期待が高まる。
解説:パラ卓球のルール
一般のルールとほとんど同じだが、障がいによって少し異なっている。
・車いすを使用する選手がサーブを打つ際、相手コートのサイドラインを横切るとレットとなり、サーブがやり直しになる。
・車いすの場合、打球する前にどちらかの手がテーブルに触れた場合は、相手に1ポイントが与えられる。
・立位の選手でクラッチ(杖)を使用している場合、クラッチは腕の延長と考えられ、クラッチが卓球台に触れると反則となる。
補足:パラ卓球 11段階のクラス分け
パラ卓球は大きく「車いす」と「立位」の部に分かれ、それぞれ障がいの重さにより5段階のクラスが設けられている。(車いすがクラス1~5、立位がクラス6~10。障がいが軽くなるにつれ、クラスの数字が大きくなる)また知的障がいがクラス11として設けられている。