文:ラリーズ編集部
一般社団法人T リーグ(東京都文京区)と富士通株式会社(東京都港区、代表取締役社長:時田隆仁)は、東京都立立川ろう学校の生徒約30名を招待し、音をからだで感じるユーザインタフェース「Ontenna(オンテナ)」を活用した新しい卓球の観戦体験を提供することを発表した。
対象となる試合は、8月31日(土)に開催されるTリーグ2019-2020シーズン「岡山リベッツ 対 T.T彩たま」戦。
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「Ontenna」とは
振動と光によって音の特徴をからだで感じられるユーザインタフェース。
髪の毛や耳たぶに着用することができ、聴覚障がい者と健聴者が共にスポーツ観戦することが可能になった。
卓球では、卓球台で球が弾む音に合わせて試合中の音を体感し、打球のリズムや強さを感じられる。
背景
Tリーグは、卓球を通じて人生を豊かにする、卓球を身近なスポーツにすることを理念とし、ありとあらゆる人々に卓球を届けることを目指している。今回の試みは、聴覚障がい者と健聴者が共に楽しむ未来の実現を目指す第一歩になる。
写真:Tリーグの様子/提供:Tリーグ
実施概要
1.実施日
2019年8月31日(土)12時~
T リーグ「岡山リベッツ 対 T.T彩たま」戦
2.実施場所
アリーナ立川立飛 (所在地:東京都立川市泉町 500番4)
3.実施内容
・立川ろう学校の卓球部の生徒約30名が「Ontenna」を装着して卓球の試合を観戦。
・卓球台に設置したマイクの音声を元に、「Ontenna」を制御するコントローラーが卓球台で弾む球の音の大きさやリズムを複数の「Ontenna」へリアルタイムに伝達して振動させる。
・卓球の試合で発生する音を振動として感じることにより、これまで感じることができなかった打球の強さやリズムを体感でき、今まで以上に臨場感のある観戦が体験可能。
東京都立立川ろう学校 村野校長のコメント
プロの試合を見るだけでなく、試合の音が体感できることは、本校の生徒や聴覚に障害のある方にとって、新たな楽しみが増えると考えています。このような機会を頂けたことに感謝するとともに、これからも誰もが楽しむことのできるようさらなる広がりを期待しています。