文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2019/20シーズン 9月7日(土)甲府市総合市民会館>
7日、ノジマTリーグで日本生命レッドエルフ(以下、日本生命)と木下アビエル神奈川(以下、KA神奈川)が対戦した。前回は8月30日の開幕戦にて対戦しており、石川佳純の活躍により木下アビエル神奈川が3-2で勝利していた。
今回の試合は日本生命がダブルスと于梦雨(ユモンユ)の勝利で先に王手をかけるも、4番で浜本由惟が大逆転で早田ひなに勝利し、ビクトリーマッチ(1ゲーム限りの延長戦。以下VM)にもつれこむ。最後は早田ひなが石川佳純に勝利し、日本生命が3-2で激戦を制した。
早田ひな 石川佳純とのVMを制する
第1マッチのダブルスでは、日本生命の于梦雨(シンガポール)/陳思羽(チェンズーユ・チャイニーズタイペイ)がペアリングの良さを見せ、相手を圧倒した。KA神奈川のペアも2ゲーム目に森薗美月の積極的な攻撃で追いつくも及ばず。最後は日本生命ペアが逃げ切った。
第2マッチでは、石川佳純(KA神奈川)が序盤苦しんだものの、緩急の付けた連続攻撃で逆転。8月30日の開幕戦に続いて、森さくら(日本生命)に3-1で勝利した。
1-1で迎えた第3マッチは、于梦雨(ユモンユ)とKA神奈川の曾尖(ゼンジャン)によるシンガポール対決。試合は両者一歩も譲らない展開となったが、最後は于梦雨(ユモンユ)が押し切り、3-2で勝利した。Tリーグ初参戦となった曾尖(ゼンジャン)も積極的な攻撃で得点を重ねたが、惜しくも勝利には至らなかった。
注目の対戦となった第4マッチでは、KA神奈川の浜本由惟がゲームカウント1-2の3-9から巻き返して、早田ひな(日本生命)に大逆転勝利。浜本は早田の巻き込みサービスに苦戦したが、最終ゲームはフォア前へのショートサービスで先手を取り、見事勝利を収めた。
これで2-2となり、石川佳純と早田ひなのVMにもつれこんだ。前の試合では敗れていた早田がサービスエースを連発。結果、11-7で早田が勝利し、開幕戦のリベンジを果たした。プレッシャーの中、貴重な勝ち星をあげた早田は、試合後涙ぐむ場面も見られた。
石川佳純は2番で森さくら下す!
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スコア:日本生命 3-2 KA神奈川
写真:勝利した日本生命レッドエルフメンバー/提供:©T.LEAGUE
◯于梦雨/陳思羽2-0 曾尖/森薗美月
11-8/11-9
森さくら 1-3 ◯石川佳純
11-2/7-11/9-11/4-11
◯于梦雨 3-2 曾尖
10-11/11-10/11-9/9-11/16-14
早田ひな 2-3 ◯浜本由惟
8-11/11-4/11-6/9-11/7-11
〇早田ひな 1-0 石川佳純
11-7