文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2019/20シーズン 2月1日(土)おおきにアリーナ舞洲>
1日、ノジマTリーグで日本ペイントマレッツ(以下、ニッペM)と日本生命レッドエルフ(以下、日本生命)が対戦した。どちらのチームも、ワールドツアーに参加中の主要選手を欠いての対戦となったが、マッチカウント3−1で日本生命がニッペMに勝利、首位を走る日本生命の勢いと選手層の厚さを感じさせる結果となった。
前田・赤江ペアが先陣を切る
写真:前田美優・赤江夏星ペア/提供:©T.LEAGUE
第1マッチのダブルスは、日本生命からここまで2戦2勝の前田美優/赤江夏星ペアが登場。序盤から流れを掴み、1ゲーム目11–2、2ゲーム目11–8で、遊学館高校生の出雲美空/相馬夢乃ペアを下し、コンビネーションの良さを示した。
好調森さくら、前期MVPスターシニーに勝利
写真:スターシニーを下した森さくら(日本生命)/提供:©T.LEAGUE
第2マッチは、試合前にノジマTリーグ前期MVPを受賞したサウェータブット・スターシニー(ニッペM)と、好調を維持する森さくら(日本生命)との対戦。森の動きが良く、戦術面でもスターシニーにコースを絞らせないコース取りで、ゲームカウント3−1でスターシニーに勝利した。
小塩、会場沸かせるもチョンジヒに敗北
写真:小塩遥菜(ニッペM)/提供:©T.LEAGUE
第3マッチは、14歳カットマン小塩遥菜(ニッペM)が、1月世界ランキング16位のチョンジヒ(日本生命)に挑んだ。
横回転カットを効果的に混ぜた小塩が1ゲーム目を先取。チョンジヒは小塩のカットの変化に苦しみながらも11−10で2ゲーム目を取る。第3ゲーム以降は、回転に慣れてきたチョンジヒが落ち着きを取り戻し、ゲームカウント3−1で勝利。14歳小塩のTリーグ初勝利はお預けとなった。
出雲vs前田のサウスポー対決
写真:出雲美空(ニッペM)/提供:©T.LEAGUE
これで日本生命の勝利は確定したが、勝ち点獲得を巡って、第4マッチは出雲と前田のサウスポー前陣速攻型同士の打点の早い打ち合いとなった。
1ゲーム目を出雲、2ゲーム目は前田が取った後、バック対バックの展開で押す出雲が3ゲーム目を取る。4ゲーム目も接戦を制した18歳出雲が3−1で前田を破り、ニッペMが日本生命に一矢報いる形となった。
ただ、これで日本生命はチーム5連勝として、レギュラーシーズン首位をさらに独走する結果となった。
スコア詳細 日本ペイントマレッツ 1–3 日本生命レッドエルフ
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出雲美空/相馬夢乃 0-2 ◯前田美優/赤江夏星
2–11/8-11
スターシニー 1-3 ◯森さくら
7–11/4-11/11-9/6–11
小塩遥菜 1-3 ◯チョンジヒ
11–8/10-11/4-11/4−11
◯出雲美空 3-1 前田美優
11–9/10–11/11−7/11–8