文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2019/20シーズン 2月1日(土)宜野湾市立体育館>
1日、ノジマTリーグで琉球アスティーダ(以下、琉球)とT.T彩たま(以下、TT彩たま)が対戦した。TT彩たまがキャプテン・神巧也の活躍もあり3-2で琉球を下し、KM木下を抜き首位に浮上した。
松平が村松のカットと攻撃を攻略
写真:松平健太(T.T彩たま)/提供:©T.LEAGUE
第1マッチのダブルスは、琉球からは、前回の対戦で勝利した村松雄斗/チュセヒョクのカットペアではなく李平/吉村真晴ペアが登場。対する彩たまはリアム・ピッチフォード/平野友樹ペアと、お互い今シーズン初めての組み合わせとなる両ペアの対戦となった。試合は、李/吉村ペアが1ゲーム目逆転で奪うと、2ゲーム目はピッチフォード/平野ペアが競り合いを制し1-1で最終ゲームに突入。最終ゲームも両者譲らず、最後はラリー戦を制した李/吉村ペアが2-1で勝利をあげた。
続く第2マッチでは3勝0敗と好調の村松雄斗(琉球)と松平健太(TT彩たま)が対戦。松平はカットの変化の見極めがうまく、前半戦MVP・侯英超(ホウエイチョウ・木下マイスター東京)に今シーズン2勝1敗と勝ち越している。
ダブルスから勢いをもらった村松が持ち味の攻撃力を生かし、1ゲームを先制。カットに対するミスがほとんどなく、ラリー戦に持ち込みたい松平とカットだけでなく得意のサーブからドライブで攻めていく村松という展開となっていき、試合は最終ゲームまでもつれ込む。最後もデュースとなったこの試合は、松平が打ち抜き3-2で勝利した。
吉村が平野との熱戦を制する
写真:吉村真晴(琉球アスティーダ)/提供:©T.LEAGUE
ハーフタイムを挟んだ第3マッチは吉村真晴(琉球)と平野友樹(TT彩たま)の野田学園OB対決となった。サーブレシーブで優位に立ち、ラリー戦でも点数を重ねた吉村が2-0とリードする。平野も得意のバックハンド攻撃で追いつき、3試合連続ゲームオールの接戦となる。最後は、タイムアウト明けからサーブで強気に攻めた吉村が3-2で接戦を制した。
勝利に王手をかけた琉球はチュセヒョク、彩たまはキャプテンの神巧也が登場。対戦成績0勝3敗と苦手としている神相手に1ゲーム目10-8とチュがリードするも、神が最後ドライブで攻め続け逆転で奪う。その後も神がドライブで攻め続け、チュに対しストレート勝ちを収めた。
ヴィクトリーマッチは李と神の対決
写真:勝利したT.T彩たまメンバー/提供:©T.LEAGUE
そして試合は1ゲーム限りの延長戦であるヴィクトリーマッチにもつれ込み、ダブルスで勝利を挙げた李と第4マッチでチュを下した神の対決に。勢いに乗る神がカウンターを決め5-3となりチェンジコート。攻め続けた神が李を11-5で下し、TT彩たまに逆転勝利をもたらした。
第4マッチ、ヴィクトリーマッチで勝利した神の活躍もあり、TT彩たまがKM木下を抜き首位に浮上した。
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スコア 琉球アスティーダ 2-3 ◯T.T彩たま
◯李平/吉村真晴 2-1 リアム・ピッチフォード/平野友樹
11-8/9-11/12-10
村松雄斗 2-3 ◯松平健太
11-8/6-11/11-8/5-11/10-12
◯吉村真晴 3-2 平野友樹
11-9/11-4/8-11/7-11/11-8
チュ セヒョク 0-3 ◯神巧也
10-11/6-11/7-11
李平 0-1 ◯神巧也
5-11