文:ラリーズ編集部
28日、卓球Tリーグは第6回理事会を開催し、新型コロナウイルス感染の影響により3月から延期していたTリーグ2ndシーズンプレーオフファイナルを中止とすることを発表した。
世界各国で感染拡大が進む新型コロナウイルスの影響はもちろん、サードシーズンの選手契約が進んでいることや、Tリーグにおいて3~4割を占める海外の選手が入国できるかなどの懸念もあり、中止という措置がとられた。
MVPやベストペアはレギュラーシーズンの成績で発表
プレーオフファイナル開催中止に伴って、Tリーグ2ndシーズンの最終順位は、レギュラーシーズンの順位をもって決定となった。それにより、男子は木下マイスター東京が、女子は日本生命レッドエルフが1位となった。
松下チェアマンは「五輪代表内定メンバーのいる木下マイスター東京は選手の力がすごく大きかった。日本生命レッドエルフは、平野選手、早田選手の2名が試合に出ていない中、森さくら選手が勝ち星をあげたり、中学生の若い選手を起用するなど村上監督の采配が良かった」と男女1位チームについてコメントした。
また、レギュラーシーズンおよびプレーオフファイナルを対象として選考していたシーズンMVP(男女各1名)、ベストペア(男女各1ペア)は、レギュラーシーズン成績によって選考し、該当選手は後日発表されるとのこと。
サードシーズンの日程については、今回の理事会で長時間議論が行われ、Jリーグやプロ野球が検討している無観客開催や試合数を減らした場合、時期をずらした開催など、リーグ内で各選択肢について意見を交わしたという。松下チェアマンは「各チームにもヒアリングを行い、どのような形であれば試合が開催できるのかを慎重に検討していく」としている。