文:ラリーズ編集部
卓球Tリーグ女子・日本生命レッドエルフが9日、ホームタウンの大阪府貝塚市にオンライン上でセカンドシーズン優勝報告会を行った。
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ホームタウンで優勝報告会
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、日本生命レッドエルフは、ホームタウンである貝塚市の藤原龍男市長らへの成果報告会をオンライン上で実施した。
報告会には、Tリーグから松下浩二チェアマンが、日本生命レッドエルフからは村上恭和総監督、森さくら、平野美宇、早田ひな、前田美優ら選手・スタッフが参加した。
写真:オンライン報告会に参加した日本生命レッドエルフメンバー/提供:日本生命レッドエルフ
冒頭で松下チェアマンは「優勝誠におめでとうございます。昨シーズンのプレーオフファイナルの優勝から2シーズン連続の優勝と大変素晴らしい成績。私の印象に残っている試合は、1位のかかったトップおとめピンポンズ名古屋との最終戦。村上総監督の采配が光った試合だと思います」とコメント。
2月15日のTOP名古屋戦で、当時中学3年の赤江夏星を起用し勝利を収めたことを称賛した。
写真:オンライン報告会に参加した日本生命レッドエルフ選手・スタッフ/提供:日本生命レッドエルフ
村上総監督は、「勝ち数としてはあまり変わっていない。でも大事な試合で勝てました。12月30日の木下アビエルさんとの試合で4-0で勝った。最終的にこれがレギュラーシーズンの優勝に繋がった」とセカンドシーズンを振り返った。
4選手がそれぞれ抱負語る
また、報告会では、森、前田、平野、早田4選手が2019年の振り返りと今年の抱負を述べた。
Tリーグ・セカンドシーズンで年間MVPに輝いた森さくらは「3シーズン目はチームのみんなの足を引っ張らないように、チームに少しでも貢献できるように頑張りたいと思います」と謙虚に意気込んだ。
写真:感謝を述べる平野美宇/提供:日本生命レッドエルフ
東京五輪代表候補選手でもある平野美宇は「昨シーズンは、いろいろな方々の応援のおかげで優勝することができました。貝塚市をはじめとする皆さんの応援が凄く力になりました。今、自分にできることをしっかりして、サードシーズンも日本生命レッドエルフの優勝に貢献できるように頑張りたいと思います」とファンへの感謝と今季への意気込みを口にした。
ダブルスの個人成績でTリーグトップの8勝をあげた前田美優は「2連覇することができて本当に嬉しいです。応援してくれた方々に感謝を忘れずに、みんなと力を合わせて3連覇目指して頑張ります」とコメント。
写真:抱負を語る早田ひな/提供:日本生命レッドエルフ
最後に、全日本選手権女子シングルス優勝の早田ひなが「2連覇を達成することができ、ファンの方々に恩返しができたかなと思います。今、こういうときだからこそしっかり練習にしっかり取り組んで、1日1日を楽しく過ごしていきたい」と抱負を述べて、選手からのコメントを締めくくった。
貝塚市の藤原龍男市長は「連覇おめでとうございます。2度あることは3度あるということわざがありますので、3連覇を目指して頑張ってほしいと思います。(貝塚市も)卓球というスポーツを通じて地域の街づくりと人づくりを強化していきたい」とエールを送った。
写真:充実の練習環境/撮影:ハヤシマコ
地域密着型リーグシステムを実現することを掲げているTリーグの中でも、日本生命は、貝塚市に練習拠点を持ち、近隣幼稚園への卓球普及活動を行うなど積極的に地域貢献を行う。
ジュニアから社会人までを一拠点で育成・指導できる充実した環境と、地域からの温かな支援を受ける日本生命の戦いぶりから今シーズンも目が離せない。
五輪代表や全日本女王輩出 日本生命卓球部、“育成と勝利”両立の秘訣