取材・文:ラリーズ編集部
<卓球 2020 JAPAN オールスタードリームマッチ 9月14日>
14日、「2020 JAPAN オールスタードリームマッチ」が開催された。
第1部では日本代表選抜 vs Tリーグ選抜が行われ、ゲームカウント4-5で、Tリーグ選抜が日本代表選抜に勝利するという結果になった。
また、日本代表の男女対決ということで注目された第2部では、1本勝負となった最終第3試合を早田ひな(日本生命レッドエルフ/日本生命)がとり、2勝1敗で日本代表女子の勝利となった。
日本代表女子コメント
石川佳純
「今日は半年ぶりの試合ということで、すごくいい緊張感の中で試合ができて、楽しかったです。
このような形で試合ができたことは、卓球界にとっても新しい一歩になったんじゃないかと思います。私自身も嬉しかったです。
(男子選手と対戦しての感想を聞かれて)張本智和選手に、サーブが全然効かなかったです」
写真:石川佳純(全農)/提供:©T.LEAGUE
早田ひな
「今回、このような企画を考えてくださった関係者の皆さまに感謝しています。Tリーグ選抜との試合では、10-10での1本という緊張感の中でも自分がしたいプレーができたので、自信になりました。2部の男子との対決での最後の1本を取ったのは、この場を忘れるくらい嬉しかったです」
写真:日本代表男子から最後の1本をとった早田ひな(日本生命レッドエルフ/日本生命)/提供:©T.LEAGUE
長﨑美柚
「このようなクラウドファンディングという形でたくさんの方にご支援頂いて試合ができて感謝しています。男子と試合をして、その安定性を学ばないといけないなと思いました」
写真:長﨑美柚(木下アビエル神奈川/JOCエリートアカデミー) /提供:©T.LEAGUE
日本代表男子コメント
張本智和
「2試合出させて頂いて、どちらも勝ち切ることができて、同じ1ゲームマッチであるTリーグのビクトリーマッチにも今後生かせるのかなと思います。終始緊張しっぱなしでしたが、この半年間練習だけだったことの不安は、半分以上解消されました」
石川佳純と対戦する張本智和(木下マイスター東京/木下グループ)/提供:©T.LEAGUE
丹羽孝希
「2時間という短い時間でしたが楽しくプレーすることができました。11月からの試合に備えて、実戦感覚が積めたのが良かったです」
写真:丹羽孝希(岡山リベッツ/スヴェンソン)/提供:©T.LEAGUE
宇田幸矢
「自分自身のプレーは短い時間でしたが、楽しい時間を過ごすことができました。第1部のTリーグ選抜との試合は、僕自身のプレーも悪くなかったんですが、田添響選手のプレーが素晴らしくて驚かされました」
写真:宇田幸矢(琉球アスティーダ/明治大学)/提供:©T.LEAGUE
森薗政崇
「長い自粛期間で練習してきた成果を見せる機会を頂いて、選手としては幸せな時間でした。久しぶりの大きな体育館での試合は、打球感や体の動きなどが全く違ったので、今後に生かしていきたいと思います」
写真:森薗政崇(岡山リベッツ/BOBSON)/提供:©T.LEAGUE
また、宮﨑義仁強化本部長は試合後の会見で、本大会の開催にあたり、感染ガイドラインを徹底したと語った。
急遽欠場となった水谷隼については、当日午後1時に水谷から少し体調が悪いとの連絡を受けて「少しでも体調が悪ければ、日本のエースでも会場に入れない、ということを徹底した」と語り、「現在各大会が中止となっているが、今回の開催で、11月のTリーグから再開していく、その自信を得た」と手応えを語った。
試合結果
第1部<日本代表選抜 4-5 Tリーグ選抜>
第1試合 張本智和 11-4 神巧也
第2試合 早田ひな 10-11 木原美悠
第3試合 宇田幸矢 4-11 田添響
第4試合 長﨑美柚 4-11 出澤杏佳
第5試合 丹羽孝希 11-10 及川瑞基
第6試合 石川佳純 8-11 森さくら
第7試合 張本智和 11-10 戸上隼輔
第8試合 早田ひな 11-10 加藤美優
第9試合 森薗政祟 3-11 及川瑞基