文:ラリーズ編集部
<卓球 T.T彩たま・岡山リベッツ vs リコー 練習試合>
卓球Tリーグ男子・T.T彩たまは7日、日本卓球リーグ所属の実業団・リコーと練習試合を行った。試合はT.T彩たま・岡山リベッツの連合チームがマッチカウント3-1でリコーに勝利を収めた。
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T.T彩たま・岡山リベッツ連合チームが実業団・リコーと対戦
T.T彩たまとリコーは、10月5、6日の日程で合同練習を実施し、最終日となった7日に練習試合が実施された。T.T彩たまからは神巧也、松平健太、そして今季から加入する英田理志に加え、岡山リベッツから上田仁が参戦し、T.T彩たまと岡山リベッツのコラボメンバーがリコーと対峙した。
写真:試合前の挨拶で腕でタッチする両チームメンバー/撮影:ラリーズ編集部
T.T彩たま・岡山リベッツは11月17日に開幕するTリーグサードシーズンに、リコーは11月11日に開幕する後期日本リーグ熊本大会に向け、本番前の貴重な実戦の機会となった。
試合は本番さながらの1台進行で、Tリーグルールが採用された4シングルスで争われた。Tリーグルールのため、各試合1~4ゲーム目まではデュースなし、最終ゲームは6-6から開始でデュースありとなる。チームカウントが2-2になった場合、1ゲームビクトリーマッチが採用される。
T.T彩たま・岡山リベッツ、両主将が魅せた
写真:トップの役割を果たした主将・神巧也(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部
1番では、T.T彩たまのキャプテン神巧也と、リコーのルーキー髙取侑史が対戦した。新型コロナウイルスの影響で今季ここまで試合がなかったため、髙取はこれがリコーの団体戦デビューとなる。第1,2ゲームともに随所に好プレーが見られ終盤まで競り合うも、神が要所を締め、ストレートで勝利を収めた。
写真:各ゲーム終盤に突き放された髙取侑史(リコー)/撮影:ラリーズ編集部
2番に登場したのは、岡山リベッツ主将の上田仁と、リコーの2年目サウスポー郡山北斗だ。T.T彩たまとの連合チームではあるが、久々の団体戦復帰となった上田仁が抜群の安定感を見せ、2ゲームを連取。
写真:安定感を見せた上田仁(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
最後も郡山に先に10点目を奪われながらも、落ち着いたプレーで追い上げ11-10と逆転。気合十分の上田が、復帰戦で勝ち星を掴み取った。
写真:見せ場を作るも及ばなかった郡山北斗(リコー)/撮影:ラリーズ編集部
T.T彩たまの新戦力英田がデビュー
後半戦、3番シングルスはT.T彩たまの新加入カットマン英田理志とリコーのキャプテン山本勝也の試合となった。
写真:カットと攻撃を織り交ぜた英田理志(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部
昨季までスウェーデンリーグでプレーしていたカットマンの英田は、積極的な両ハンド攻撃を見せ、山本から2ゲームを連取する。ようやく英田のプレースタイルに慣れたか、山本も2ゲームを奪い返し、試合は6-6からの最終ゲームへ。
英田が山本を追いかける展開が続いたが、最後はネットインもあり、思い切りの良い攻めを貫いた英田に軍配があがった。
写真:受け身に回ってしまった山本勝也(リコー)/撮影:ラリーズ編集部
この結果、T.T彩たまと岡山リベッツの連合チームが勝利を確定させた。
リコー鹿屋、意地見せる
4番シングルスはT.T彩たまからは松平健太、リコーからは最年長の鹿屋良平が登場した。試合は、第1ゲームの接戦をものにした鹿屋が、威力ある両ハンド攻撃を連発。第2ゲームは一時7-0と大量リードを奪うなど、鹿屋ペースで試合が進む。
写真:松平健太(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部
しかし、ここから松平も息を吹き返し、試合は3番に続き最終ゲームの6-6からの展開に。手に汗握る熱戦は、最後まで攻撃の手を緩めなかった鹿屋が勝利し、リコーに意地の1勝をもたらした。
写真:鹿屋良平(リコー)/撮影:ラリーズ編集部
この結果、Tリーグチームと実業団の練習試合は、T.T彩たま・岡山リベッツがマッチカウント3-1でリコーに勝利を収めた。
〇T.T彩たま・岡山リベッツ 3-1 リコー
〇神巧也 3-0 髙取侑史
11‐8/11-9/11-6
〇上田仁 3-0 郡山北斗
11-9/11-5/11-10
〇英田理志 3-2 山本勝也
11-4/11-6/10-11/9-11/15-13
松平健太 2-3 〇鹿屋良平
9-11/5-11/11-7/11-6/12-14