卓球リオ銀・吉村真晴と"夢の対決" 高3・池田陽翔「戦えてとても嬉しい」 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:吉村真晴(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 卓球リオ銀・吉村真晴と“夢の対決” 高3・池田陽翔「戦えてとても嬉しい」

2020.11.02

文:ラリーズ編集部

<日本生命「未来応援プロジェクト」 Tリーグ選抜対高校3年生 卓球ドリームマッチ・アリーナ立川立飛>

10月24日、日本生命「未来応援プロジェクト」Tリーグ選抜対高校3年生の卓球ドリームマッチが行われた。

第7マッチで世界ランク最高9位の松平健太(T.T彩たま)、第9マッチでリオ五輪銀メダリストの吉村真晴(琉球アスティーダ)が登場し、それぞれ高校生に勝利をあげた。

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第7マッチ:松平健太vs齋藤佳永(千葉経済大学附属高校3年)

松平は、 齋藤佳永(千葉経済大学附属高校3年)と対戦した。齋藤は、松平のボールに対してもしっかりと食らいつき、2ゲーム目をデュースで奪う堂々のプレーを見せた。


写真:松平健太(T.T彩たま) /撮影:ラリーズ編集部

試合後齋藤は「世界レベルの選手だと1つ1つの技術が高くて、ミスも少なくてさすがだと思いました。(2ゲーム目をとれて)とても嬉しかったですが最後エッジだったので申し訳なかった。自分はまだ大会があるので、今回の経験を活かして頑張りたい」と振り返った。


写真:試合後挨拶を交わす松平健太(T.T彩たま)と齋藤佳永(千葉経済大学附属高校)/撮影:ラリーズ編集部

松平は「非常にラリーが強い選手で最後まで押されました。僕が少しでも甘いボールを返すと強打が来るので苦しかったです。今日の試合で僕に限らずいろんなトッププレーヤーのプレーが見られたと思うので、それを今後に活かして目標に向かって頑張ってもらいたいです」と齋藤へ激励の言葉をかけた。


写真:齋藤佳永(千葉経済大学附属高校)/撮影:ラリーズ編集部

試合後には、サービスの長短について松平が齋藤にアドバイスを行う場面も見られた。


写真:指導する松平健太(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部

第9マッチ:吉村真晴vs池田陽翔(専大北上高)

また、今大会のラストマッチの第9マッチでは吉村が、岩手県・専大北上高3年の池田陽翔と対戦。池田が試合前「YGサーブを学びたい」と意気込みを述べ、吉村もそれに応えるように積極的に得意のYGサーブ(アップダウンサーブ)を放ち、サービスエースを量産した。

最後の1点も上回転のYGサーブで吉村がサービスエースと、持ち味を存分に発揮した試合となった。


写真:吉村真晴(琉球アスティーダ)と池田陽翔(専大北上高)/撮影:ラリーズ編集部

池田は「このような大会を開いていただいて、吉村選手に戦えてとても嬉しいです。吉村選手のYGサーブは同じフォームで違う回転が来るので、わかりづらかった。自分も練習して、吉村選手のようなYGサーブを出せるように頑張りたい」とプロ選手との対戦に目を輝かせた。


写真:池田陽翔(専大北上高)/撮影:ラリーズ編集部

吉村は高校3年生を相手に全力をぶつけた。「威力のあるボールを打てる選手でサービスが非常に上手かった。僕自身も久しぶりの試合だったので、いい経験をさせてもらいました」。

Tリーグ選抜vs高校3年生

第7マッチ

〇松平健太(T.T彩たま) 2-1 齋藤佳永(千葉経済大学附属高)
11-8/10-11/11-5

第9マッチ

〇吉村真晴(琉球アスティーダ) 2-0 池田陽翔(専大北上高)
11-6/11-7

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