文:ラリーズ編集部
<卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン 12月14日(月)>
卓球Tリーグサードシーズン女子の試合が14日行われ、木下アビエル神奈川(以下、KA神奈川)がトップおとめピンポンズ名古屋(以下、名古屋)をマッチカウント3-1で下した。KA神奈川は今季7勝目でがっちり首位をキープ、一方の名古屋は今季いまだ0勝の7連敗と苦しいシーズンが続いている。
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長﨑美柚が2点取り
1番ダブルスでは、KA神奈川が好調の浜本由惟/長﨑美柚ペア、名古屋がエリザベタ・サマラ/リン・イエの海外選手ペアを投入した。
写真:好調の浜本由惟・長﨑美柚ペア(KA神奈川)/提供:©T.LEAGUE
長﨑が「組みやすいし頼りになる。自分が守った時は浜本さんが決めて、浜本さんが守った時は自分が決めてという連携が自分たちの強み」と信頼を寄せる浜本と抜群のコンビネーションを見せ、名古屋ペアを完封し先取点をあげた。
2番でハン・イン(名古屋)が意地を見せ、木原美悠(KA神奈川)との接戦を制す。3番では長﨑と出澤杏佳(名古屋)の同級生対決が行われた。両者はアジアジュニアのシングルス決勝や世界選手権選考会など数々の大会で対戦しており、「いつもゲームオールになり、どっちが勝ってもおかしくない」(長崎)とライバル同士だ。
写真:長﨑美柚(木下アビエル神奈川)/提供:©T.LEAGUE
しかし、今回の対決はストレートで長﨑に軍配が上がった。「5ゲーム目までいくことを想定し、いろんな困難を準備してできたことが3-0で勝てた勝因」と長﨑は振り返った。
タイトなスケジュールも石川佳純「懐かしくありがたい」
写真:石川佳純(木下アビエル神奈川)/提供:©T.LEAGUE
ラストに登場したの石川佳純(KA神奈川)。12日には広島県で行われたJTTLファイナル4に出場し、中1日でTリーグというハードなスケジュールも「自粛期間が長かったので、この忙しさすらも懐かしくありがたい。どんどん試合に出て行きたい」と試合に出場。しっかりと勝ち星をあげ、チームを勝利に導いた。
「練習をしっかりできたという自信があって、試合でどんどん試していきたいし、調整を重ねてレベルアップしたい。前よりも積極的な気持ちで試合に出て行きたいと思ってます」。タイトなスケジュールだった昨年の五輪代表選考とはまた違った心持ちで試合に臨めていると笑顔でコメントした。
写真:木下アビエル神奈川/提供:©T.LEAGUE
7勝2敗の木原、4勝0敗の石川、4勝0敗の木村香純、3勝1敗の長﨑と、シングルス個人成績トップ5に4人が名を連ねるKA神奈川。盤石の布陣で悲願のTリーグ初制覇に向け、歩みを進める。
トップおとめピンポンズ名古屋 1-3 木下アビエル神奈川
写真:一矢報いたハン・イン(名古屋)/提供:©T.LEAGUE
エリザベタ・サマラ/リン・イエ 0-2 〇浜本由惟/長崎美柚
7-11/7-11
〇ハン・イン 3-1 木原美悠
8-11/11-10/11-9/11-9
出澤杏佳 0-3 〇長崎美柚
5-11/7-11/5-11
リン・イエ 0-3 〇石川佳純
5-11/6-11/5-11
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