文:ラリーズ編集部
<Tプレミアリーグ2018/19シーズン2月18日(月)高砂市総合体育館>
2月18日ノジマTリーグで未だ首位の座を譲らない木下マイスター東京(以下、KM東京)と琉球アスティーダ(以下、琉球)が高砂市総合体育館で対戦した。
KM東京と琉球は過去に6回対戦し、5度KM東京に軍配が上がっている。しかし、今回の対戦は終始琉球のペースで試合が進むこととなった。
4位の琉球は首位KM東京に大きく負け越しており、今回は何としても勝利したいところ。第1マッチに登場したのは、琉球・江宏傑/張一博ペアと、KM東京・田添(健)/大島ペア。両者共に珍しい組み合わせになった。1ゲーム目からデュースの接戦となったが、ここは琉球ペアが奪う。
続く2ゲームはKM東京ペアが積極的な攻めでゲームを取り返すが、3ゲーム目で琉球はボールを徹底的にバック側へ集める戦略を実行。この作戦が功を奏し、KM東京ペアの攻撃を封じ、琉球がゲームカウント2-1で勝利をつかんだ。
第2マッチ、KM東京からは現在個人成績1位の張本、対する琉球は有延が出場。1ゲーム目、最初にマッチポイントを握ったのは張本だったが有延が思い切ったドライブで攻め続け、逆転でこのゲームをものにする。2ゲーム目に張本は有延に2点を連取された時点でタイムアウトを取り、気持ちの切り替えを図る。
その後、徐々に有延との点差を詰めてゲームを取り返す。しかし3・4ゲーム目も有延の勢いは止まらず、個人成績1位の張本から勝利をもぎ取った。張本は2月16日の対岡山戦に引き続きシングルスで勝ち星をあげることができなかった。
第3マッチは2月に新加入したKM東京の侯英超と琉球の荘智淵というカードとなった。ここで侯英超が取らなければKM東京の負けが決まるという試合であったが、荘智淵の粘り強いカット打ちの前に、侯は攻略の糸口を見いだせずに敗戦を喫した。このマッチで琉球は2019年に入って初となる勝利を確定させた。
第4マッチKM東京からは大島祐哉が、少しでも勝ち点を伸ばしたい琉球からは陳建安が登場。1ゲーム目を危なげなく制した大島だったが、2ゲーム目では陳建安が挽回する。3ゲーム目は両者タイムアウトを活用しつつ拮抗したゲームが展開されたが、僅差で陳建安がものにし、続く4ゲーム目も陳建安に軍配が上がった。これで琉球は4-0でのストレート勝ちを決めた。
スコア速報:木下マイスター東京 0-4 琉球アスティーダ
田添健汰/大島祐哉 1-2 江宏傑/張一博〇
11-13/11-6/8-11
張本智和 1-3 有延大夢〇
10-12/11-8/9-11/6-11
侯英超 0-3 荘智淵〇
10-12/7-11/5-11
大島祐哉 1-3 陳建安〇
11-4/4-11/12-14/9-11