文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2019/20シーズン 2月14日(金)東和薬品RACTABドーム>
14日、ノジマTリーグで日本生命レッドエルフ(以下、日本生命)と日本ペイントマレッツ(以下、ニッペM)が対戦した。今シーズン最後の大阪ダービーとなったこの試合はニッペMが3-2で日本生命を下した。前回の試合で10連敗から脱出したニッペMは2連勝となった。
李皓晴/黄郁雯が逆転勝ちでニッペMに先制点をもたらす
写真:李皓晴(リホチン・写真左)と黄郁雯(ファンユーウェン・写真右)/提供:©T.LEAGUE
第1マッチのダブルスは、日本生命からは前田美優/赤江夏星ペアが登場。ニッペMの李皓晴(リホチン)/黄郁雯(ファンユーウェン)ペアとの対戦となった。試合は、ダブルス3勝0敗と勢いに乗る赤江の攻めを生かし1ゲーム目を日本生命が先取する。2ゲーム目は序盤のタイムアウトから流れをつかんだニッペMペアが取り返す。6-6からの最終ゲームを攻め切った李/黄ペアが奪い、逆転勝利を収めた。
続く第2マッチではシングルス初出場となる皆川優香(日本生命)とニッペMのエースである馮天薇(フォンティエンウェイ)の対決となった。馮がミドルを意識させたコース取りで皆川を翻弄し、1、2ゲーム目を連取。皆川も攻撃的なプレーで対抗するも、ラリー力で上回る馮がストレート勝ちでニッペMが勝利に王手をかけた。
于夢雨、森さくらが勝利で勝負はVMへ
写真:13勝目を挙げた森さくら(日本生命レッドエルフ・写真右)/提供:©T.LEAGUE
ハーフタイムを挟んだ第3マッチは日本生命がシングルス5試合負けなしの于夢雨(ユモンユ・日本生命)、ニッペMはダブルスの勝利に貢献した李皓晴(リホチン)が登場。于が得意のバック対バックに持ち込み先制に成功、競り合いとなった2ゲーム目も10-10から李のレシーブミスを誘いゲームカウント2-0とリードする。最後まで于のバックからの展開で点数を重ね、3-0とストレート勝ちを収めた。
第4マッチは今シーズン12勝と絶好調の森さくら(日本生命)と中学2年のカットマン・小塩遥菜(ニッペM)の対決。1、2ゲーム目は小塩の変化に対して森が安定感あるドライブでミスをすることなく連取する。3ゲーム目は小塩は横回転カットで点数を詰めると、森のドライブのミスが増え11-9と1ゲームを奪い返す。ともにミスが減りラリー戦が繰り広げられた第4ゲームは10-10から最後点数を奪い、今シーズン13勝目を挙げた。
VMは于と馮のシンガポール対決
写真:于夢雨(日本生命レッドエルフ)/提供:©T.LEAGUE
そして試合は1ゲーム限りの延長戦であるヴィクトリーマッチにもつれ込み、于夢雨(日本生命)と馮天薇(ニッペM)のシンガポールナショナルチーム対決となった。手の内を知る両者の対戦は馮天薇が于夢雨のミスをうまく誘い、シンガポールの先輩の貫録を見せる形で勝利。
第2マッチ、ヴィクトリーマッチに勝利しエースの役割を果たした馮天薇。今シーズン最後の大阪ダービーはニッペMがマッチカウント3-2で勝利した。
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スコア 日本生命レッドエルフ 2-3 ◯日本ペイントマレッツ
写真:大阪ダービーに勝利した日本ペイントマレッツ/提供:©T.LEAGUE
前田美優/赤江夏星 1-2 ◯李皓晴/黄郁雯
11-8/7-11/7-11
皆川優香 0-3 ◯馮天薇
4-11/5-11/4-11
◯于夢雨 3-0 李皓晴
11-6/11-10/11-7
◯森さくら 3-1 小塩遥菜
11-4/11-4/9-11/11-10
于夢雨 0-1 ◯馮天薇
4-11