文:ラリーズ編集部
<卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン 12月16日(水)>
Tリーグサードシーズン男子の試合が16日行われ、岡山リベッツ(以下、岡山)が琉球アスティーダ(以下、琉球)にマッチカウント1-3で敗れた。岡山は第1マッチに出場した上田仁/森薗政崇ペアが勝利して勢いに乗るが、第2マッチ以降のシングルスを落とし、琉球に今季4敗目を喫した。
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森薗「タイムアウトで冷静になれた」
写真:上田仁・森薗政崇ペア(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
白熱の心理戦となった、上田仁/森薗政崇ペア(岡山)と、吉村和弘/宇田幸矢ペア(琉球)の対戦。上田/森薗ペアが、勝負どころで息の合ったプレーを見せる。最終第3ゲーム8-8から上田が得意のストップレシーブから2本連続得点し、10-8となったところで、上田/森薗ペアはタイムアウトを取る。
写真:戦術を話し合う上田仁・森薗政崇ペア(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
「タオル休憩してからサインを出した後、思考がまとまらなくて。タイムアウトで冷静になれて良かったです」と振り返った森薗が、最後は待っていたチキータへのカウンターで、吉村/宇田ペアを仕留めた。
写真:上田仁・森薗政崇ペア(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
試合後、森薗は「自粛期間中に左肩を怪我していて、開幕から4連戦出たが思うようなパフォーマンスができなかった。昨日から復帰し、今日ようやく納得いく試合ができてホッとしている」と、自身の復調手応えを感じている。
シングルスは前回対戦と同じ顔合わせ
第2マッチ以降のシングルスの対戦は、前回の12月11日と同じ顔合わせとなったが、丹羽孝希、グナナセカラン、田添響がそれぞれ敗れ、チームは1-3で琉球に敗北を喫した。
前回の対戦と同じように、ダブルスで勝利するもシングルスで取り返される展開となった。
試合後、岡山の白神監督は「前回負けたオーダーだからこそ、こちらが思い切っていけるかなと思った。前回(吉村真晴選手に)0-3で負けた田添も前回から修正して1-3まで持っていくなど、紙一重の戦いだった」と振り返った。
写真:田添響(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
「チームの勝利のためには、今後もダブルスで高いアベレージで勝っていくことが重要」と森薗も自身の役割を自覚する。
ファーストシーズンが2位でファイナル進出、昨季は最下位と悔しい思いをしている岡山。
復調してきた岡山のエースダブルスの勢いを、いかにシングルスに繋げて勝利に結びつけられるかが、岡山の今季の巻き返しのポイントとなる。
岡山リベッツ 1-3 琉球アスティーダ
〇上田仁/森薗政崇 2-1 吉村和弘/宇田幸矢
11-6/5-11/11-9
丹羽孝希 0-3 〇戸上隼輔
9-11/6-11/4-11
サティアン・グナナセカラン 1-3 〇宇田幸矢
11-10/6-11/8-11/9-11
田添響 1-3 〇吉村真晴
7-11/10-11/11-10/10-11