文:ラリーズ編集部
<卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン 2月8日(月)墨田区立総合体育館>
8日、卓球Tリーグ女子では、木下アビエル神奈川が日本ペイントマレッツをマッチカウント4-0で完封し、勝ち点4を獲得。日本生命レッドエルフを抜いて、再び首位に浮上した。
今季9勝目の長﨑/浜本ペア
この試合は、後半のシングルス3本はもちろんのこと、1番のダブルスの強さが光った試合でもあった。長﨑/浜本ペアは、。この試合でも永尾尭子/サウェータブット・スターシニーペアの猛攻を振り切って、勝利を挙げた。今シーズンここまで9勝1敗という圧倒的な結果を残している。
写真:永尾堯子とサウェータブット・スターシニー/提供:©T.LEAGUE
そんなダブルスに対して長﨑は以前、「試合を重ねるごとにペアリングが良くなっている。いつも(浜本)由惟さんに助けてもらっています」と評し、浜本も「(長﨑)美柚ちゃんに引っ張ってもらい、勝つことができた。ダブルスなのでお互いが支え合えれば」とコメントしていた。
また、木下アビエル神奈川の劉燕軍監督も以前のコメントで、「長﨑はチキータが、浜本はストップがレシーブで上手い。右利きがチキータを得意な場合は(重なってしまうので)ラリーが難しいが、左右で上手く噛み合っている。また、長﨑はパワーがあり、威力のある球を打て、浜本はその次の1本で(打点を)速く打てる。それが良い」と、長﨑/浜本ペアを評価。これらのことから、長﨑/浜本ペアはお互いのプレーがパートナーのプレーを助け合う、最高のペアリングであることが伺える。
写真:石川佳純(木下アビエル神奈川)/提供:©T.LEAGUE
そして、石川も今回の試合後のコメントで「ダブルスの1点はすごい大きい。最初1点とれるかは気持ち的にも違う。1敗しかしていないので素晴らしい!でも、私はジェットコースターダブルスと呼んでます(笑)。なぜかというと展開がいっつもドキドキする。けど最後は勝ってくれる。見てると本当にドキドキしちゃって、でも素晴らしいダブルスです」と、ダブルスの重要性に触れつつ、独自の表現で長﨑/浜本ペアを激賞した。
長﨑美柚 コメント
試合を振り返ってみてどう思うか
チームが4-0で勝つことができてすごく嬉しいです。ダブルスもシングルスもゲームオールですごい苦しい状況が続いたが、自分を信じて戦うことができました。
加藤戦について
Tリーグで2敗しているので、次こそは勝ちたいという思いだった。チームは3-0で勝っていて、相手は楽にプレーしてきたが、上手く我慢してプレーできたのが勝因です。
ファンへメッセージを
まずコロナ禍で会場に足を運んでくださった皆様ありがとうございました。チームはまだ試合があるので、勝ってファイナルに繋げられるように頑張ります。応援ありがとうございました。
木下アビエル神奈川 4-0 日本ペイントマレッツ
写真:木下アビエル神奈川メンバー/提供:©T.LEAGUE
〇浜本由惟/長﨑美柚 2-1 永尾尭子/サウェータブット・スターシニー
11-9/8-11/11-9
〇木原美悠 3-2 馮天薇
8-11/11-4/6-11/11-9/11-9
〇石川佳純 3-1 永尾尭子
11-8/4-11/11-6/11-9
〇長﨑美柚 3-2 加藤美優
6-11/11-1/8-11/11-5/11-8
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