文:ラリーズ編集部
<Tリーグ2021-2022シーズン 男子プレーオフファイナル 日程:3月3日 場所:アリーナ立川立飛>
3日、卓球Tリーグ2021-2022シーズンの男子プレーオフファイナルが行われた。レギュラーシーズン1位の木下マイスター東京と2位のT.T彩たまが対戦し、マッチカウント3-1で木下マイスター東京が勝利。2年ぶりの王座に輝いた。
試合後、MVPを受賞した張本智和(木下マイスター東京)がオンライン会見で報道陣の質問に応じた。
張本智和コメント
今日の試合を振り返って
MVPは受賞することができたんですけど、やっぱりカギとなったのは1番のダブルスで。大島選手と田添選手が去年のリベンジをして流れを持ってきてくれたので、自分的には1番のダブルスがカギだったと思います。
曽根選手との対戦で上手くいった点は?
全日本後からTリーグで3連敗してヴィクトリーマッチは勝ったんですけど、自分の中では調子が上がってなかったので、どんな結果であろうと否定せずにこのファイナルを見据えて戦ってきました。今日曽根選手と当たることもほとんど分かっていたので、ずっとこの日のために対策してきて。
この大舞台で勝つっていうのが水谷さんの姿を見て学んできたことなので、いくら負けようが最後大事なところで勝つっていのができて、本当に嬉しいです。
倉嶋監督の就任で変わったことは?
オリンピックが終わって一か月ゆっくりしているときに就任されて。最初はビックリしたんですけど、やっぱりオリンピックまでずっと見てもらった監督なので、嬉しかったです。自分は今はベンチコーチには父に入ってもらってるんですけど、みんなでアドバイスし合ったり、良い環境で練習できているかなと思います。
自信の調子が上がってきていると思うか
写真:張本智和(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
最近は自分の中でも状態や調子は分かるので、試合になってぶっつけではなくて、「こういう試合展開になるだろうな」っていうのは自分でも把握してます。なので、今日の調子的には今日の試合内容は想定内かなと思います。
もうちょっと競る展開も考えていたんですけど、そこは要所で点が取れたんで、今日の試合に勝つっていう意味ではいいプレーだったと思います。
水谷さんから何か言葉はあったか
いや、全くないですね。今日も練習場通り過ぎるときに水谷さんっぽい声が聞こえるなと思って、振り返ったら水谷さんで。「あ、今日来てたんだ」って感じなんで、全然。最近「しゃべくり7」見たぐらいです。
水谷さんの引退で自覚が深まったか
今年のレギュラーシーズンはオリンピックもあって全然力になれなかったんですけど、こうしてファイナルで力になれて。
来年はオリンピックシーズンでもないので、開幕戦からしっかり出場できるようにこれから準備したいですし、自分が木下マイスター東京を引っ張っていくという自覚を持って、及川選手や大島選手と非常に強い選手がいるので、頑張っていきたいと思います。
今年1年の経験はどう活きてくるか
写真:張本智和(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
オリンピックも世界選手権も経験してきて、この会場の照明だったり盛り上がりだったりっていうのは、負けていない雰囲気でした。その雰囲気の中で勝てたことは自信になりましたし、明後日からはパリオリンピックの選考会も始まるので、そこでしっかり代表権を取るっていうのが今の目標で。一歩一歩自分の状態を見極めながら、しっかり頑張りたいと思います。
〇木下マイスター東京 3-1 T.T彩たま
〇大島祐哉/田添健汰 2-0 上田仁/松平健太
11-9/11-8
〇張本智和 3-0 曽根翔
11-9/11-9/11-9
大島祐哉 0-3 丹羽孝希〇
4-11/10-12/6-11
〇及川瑞基 3-2 篠塚大登
7-11/11-7/11-9/1-11/11-8