木下・中澤監督「本当に特別な試合になった」 平野美宇「監督に恩返しできた気がします」<卓球・Tリーグ2024-2025女子ファイナル> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)
木下・中澤監督「本当に特別な試合になった」 平野美宇「監督に恩返しできた気がします」<卓球・Tリーグ2024-2025女子ファイナル>

写真:中澤鋭監督(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 木下・中澤監督「本当に特別な試合になった」 平野美宇「監督に恩返しできた気がします」<卓球・Tリーグ2024-2025女子ファイナル>

2025.03.24

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文:ラリーズ編集部

<卓球・ノジマTリーグ2024-2025シーズン女子プレーオフファイナル 日程:3月23日 場所:代々木第二体育館>

3月22日から23日にかけて、ノジマTリーグ2024-2025シーズン女子プレーオフセミファイナル、ファイナルが開催された。

23日には、女子プレーオフファイナル、日本ペイントマレッツVS木下アビエル神奈川の試合が終了し、木下アビエル神奈川が優勝した。

試合終了後に、木下アビエル神奈川の中澤鋭監督、平野美宇、木原美悠の3名が報道陣の質問に回答した。

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中澤鋭監督 コメント

ファイナルを制しての率直な気持ちは?

写真:木下アビエル神奈川/撮影:ラリーズ編集部
写真:木下アビエル神奈川/撮影:ラリーズ編集部

もう感無量ですね。何度も言いましたが、最後の試合は本当に特別なものになりました。

なので、ここで勝ち切れたことには心から感謝しています。

試合後に涙を流されていたがどのような気持ちだったのか?

レギュラーシーズンの中で、かなり苦しい時期がありました。特に木原選手は、今シーズンなかなか良い結果を出せずに悩んでいました。

そんな中で迎えたこのファイナル。最初の2ゲームを落とし、非常に厳しい状況でしたが、そこから自分たちのペースを取り戻し、最後に勝ち切ることができた。本当に感動しました。

その勝因は?

私としては、選手たちに自信を持たせることを常に心がけていました。木原選手自身も、自信を取り戻すことで戦術の選択肢が広がり、より良いプレーができるようになったと思います。そこが勝因の一つですね。

今回は木下アビエルの監督としての最後の試合となったが

こんなに完璧な締めくくりができるなんて、まるで宝くじに当たったような気持ちです。今日の試合は、本当に最後の最後までどうなるかわからない展開でした。その中で勝ち切ることができて、本当に嬉しいです。

前回の優勝から選手たちの成長をどのように感じているか?

特に平野選手は、チームの中で一番真面目に練習に取り組んでいました。練習時間も長く、黙々と努力を続けるタイプです。

キャプテン就任時には、「キャプテンに向いているのか?」という声もありましたが、彼女の姿勢を見れば、間違いなく適任だったと言えます。

2年前の優勝時と比べて現在のチームの強みはどこにあるか?

写真:張本美和(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部
写真:張本美和(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部

平野選手と張本選手の安定感が増したことですね。レギュラーシーズンを通じて、二人とも戦術の完成度が高く、非常に安定したプレーを見せてくれました。

また、木原選手もこの1年間、調子の波に悩まされていましたが、今日の試合では良いプレーができたと思います。チーム全体として成長を実感しています。

今後のチームについて

彼女たちはこれからもっと強くなると思います。この4人はずっと同じチームで切磋琢磨し、普段の生活の中でも食事を共にするなど、本当に良いチームメイトとして過ごしてきました。

この絆があれば、さらに成長していくでしょう。

さまざまなカテゴリーで監督を経験してきた中澤監督が考えるTリーグの価値について

Tリーグの3年間を振り返ると、本当に価値のあるリーグだったと感じます。1年間に何度も同じ選手と対戦することで、若い選手たちにとって非常に良い強化の場になっています。

例えば、張本選手も最初のシーズンでは圧勝することが多かったですが、3年間を経て、他の選手たちも明らかに力をつけてきました。

このTリーグの存在が、日本の選手のレベルアップに貢献しているのは間違いないと感じます。

5月には日本代表監督として世界選手権に臨むことになるが

世界選手権は、さらに大きな舞台になります。正直、まだ気持ちの切り替えができていません。

ただ、選手たちには自分のプレーに集中し、最高のパフォーマンスを発揮してほしいと願っています。

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平野美宇 コメント

今日の試合を振り返って

写真:平野美宇(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部
写真:平野美宇(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部

今日はオーダー通り、しっかり準備して臨んだ試合で、自分のペースで進めることができました。前回の反省を活かして、サービスからの3球目を意識したプレーができたのが良かった点だと思います。

最後の一本を決めた瞬間はどのような気持ちだったか?

最後の一本を決めた瞬間は、本当に練習を頑張ってきてよかったなと思いました。練習で準備してきたことが実際に試合で活かされて、自分の力で決めることができたことが非常に嬉しかったです。

最後に監督から「そのままやっていけ」と言われた時も、信じてやってよかったと思いました。

今回で中澤監督は退任となるが

中澤監督とは中学生の頃からお世話になっていて、長い間一緒に過ごしてきました。

監督と選手としての関係は今回で終わりではないですが、最後にしっかり優勝して一緒に喜びを分かち合いたいと思っていました。勝てて本当に嬉しかったですし、監督に恩返しできた気がします。

5月の世界卓球に向けての意気込みは?

世界卓球は新しい体制で臨むことになるので、どのような展開になるのか楽しみでもあります。

応援してくれる方々には変わらず支えていただき、世界選手権でもしっかりと成果を出していきたいと思います。これからも中澤監督と共に戦う姿を見せられるよう頑張ります。

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木原美悠 コメント

試合を振り返って

写真:木原美悠/長﨑美柚(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部
写真:木原美悠/長﨑美柚(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部

まず1番のダブルスで負けてしまい、その後に大藤選手とのシングルスがありました。大藤選手とは小さい頃からずっと戦ってきて、ライバルのような存在です。

最近はあまり勝てていなかったのですが、最後まで諦めずに頑張れたのが良かったと思います。

3ゲーム目からの逆転について

写真:大藤沙月(日本ペイントマレッツ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:大藤沙月(日本ペイントマレッツ)/撮影:ラリーズ編集部

(自分が)0-2で負けているから、もうやるしかないという気持ちが強かったので、常に勝負強さは出せたのかなと思います。

自身のプレーでチームの優勝を決めた点について

自分が決めたというよりは、その前に他の選手たちが取ってくれたからこそ自分に回ってきたと思います。本当にチームのおかげ、チームメイトのおかげだと思います。

中澤監督ついて

中澤監督には長い期間お世話になっていたので、最後にこうして優勝できたことが、私にとっての思い出になりました。

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