文:ラリーズ編集部
<卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン 1月30日(土)>
30日、卓球Tリーグ男子で木下マイスター東京が、首位を走る琉球アスティーダをマッチカウント3-2で下した。前日に同カードで対戦し、敗れていた木下マイスター東京だったが、水谷隼と張本智和の2人が3勝をあげる活躍で勝利を飾った。
この試合で木下マイスター東京と琉球アスティーダはレギュラーシーズンの対戦を終え、7試合で3勝4敗と2連覇中の王者木下マイスター東京が負け越す結果となっている。
試合後、張本がオンライン会見で取材に応じ、試合を振り返った。
張本智和、試合後のコメント
自身の状態について
全日本後の初戦のT.T彩たま戦はまだまだダメだったが、昨日今日と少しずつ良いプレーになっている。彩たま戦後、ナショナルチームの合宿があって、そこから良い練習ができたので、完全ではないが少しずつ調子は上がってきている。
第2マッチでの水谷の勝利
もし水谷さんが今日落としていたら昨日と同じ0-3になっていた。1年目もそうですけど、水谷さんがとって、自分がとって、どちらかが最後VM取るというパターンが昔はあったので、今日は久しぶりにその感覚を思い出した。
VMでのカットマン村松雄斗との対戦
一昨年の12月の彩たま戦に(攻撃型の)ピッチフォード選手に勝った後に(カットマンの)ジオニス選手に負けた経験がある。どうせ1ゲームしかないならミスしても全部打とうという気持ちでやって、途中ミスは少し増えたんですけど、長く長く強いボールを打とうと思ってやりました。
(カットマンに対して)どんな難しいボールでも打てないボールはなくなってきている。強打で入れてかつ決めることが今日はできていたので、それがもっと増えればいいなと思います。
琉球戦7試合を終えて
僕は琉球戦4試合に出場して、昨日今日2試合勝って、2試合戸上選手に負けている。
層が厚いですし戸上選手、宇田選手が来てない中でも今回1勝1敗に終わった。このままいくとファイナルでも当たる可能性は高いので、ファイナルに向けて準備してきたいと思います。
フォアハンドやフィジカルの強化
全日本が終わった後、この試合直前まであった合宿で、倉嶋監督から「フォアが全日本ではよくなかった」と言われて、バックハンドはほぼ練習していないくらいフォアの打ち込みをしてきた。それが少し成果になって嬉しく思います。
腰痛がほぼ治って、少しずつフィジカルトレーニングができているので、そこで足の俊敏性やパワーを発揮する力の伝え方の練習ができて、結果に結びついているのかなと思う。
有観客について
昨日は(1月20日の)彩たま戦と同じようにすごい緊張はしたんですけど、今日は連続ということで、昨日の流れで緊張感はなく、少しずつ有観客にも慣れてきた。
観客の皆さんがいた方が、1球1球いいプレーにはリアクションを取っていただけたり、流れが悪いときに拍手で応援していただくこともある。沖縄のみなさんにたくさん集まっていただいて、本当に楽しい2日間でした。
この3戦はアウェーではあるんですけど、そこも相手の応援も自分の応援もしていただけてるんだなという嬉しさはあるので、このまま有観客で開催してほしいなという気持ちです。
木下マイスター東京 3-2 琉球アスティーダ
及川瑞基/田添健汰 1-2 〇木造勇人/吉村和弘
7-11/11-6/11-13
〇水谷隼 3-1 村松雄斗
9-11/11-7/11-8/11-7
及川瑞基 0-3 〇吉村真晴
6-11/10-11/6-11
〇張本智和 3-0 木造勇人
11-9/11-8/11-8
〇張本智和 1-0 村松雄斗
11-7
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