文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2021-2022シーズン女子開幕戦 日本生命レッドエルフ vs 九州アスティーダ 9月10日 大田区総合体育館>
卓球ノジマTリーグ2021-2022シーズン(4thシーズン)の女子の試合が開幕した。今季より参戦した九州アスティーダは、3連覇中の日本生命レッドエルフにマッチカウント1-3で敗れた。
試合後、川面創監督と橋本帆乃香(九州アスティーダ)がリモート取材に応じ、開幕戦を振り返った。
川面創監督のコメント
開幕戦の感想
出澤選手以外はTリーグ初だったので、日本生命さんの勢いとTリーグの環境に緊張気味だった。
チームを立ち上げて開幕の瞬間を迎えられた気持ち
Tリーグ4年目の東京五輪後のシーズンに新規チームで参戦できたこと。社長兼監督で選手とともにベンチに入らせてもらって遂に始まったなぁという気持ち。
20試合ある中の大切な1試合を王者日本生命さんと戦わせて貰う機会を作って頂いたことにも感謝している。チャンスあったかなという気持ちもあるので選手としっかりやって行きたい。
試合内容について
ダブルスもデュース。2番の横井も早田と非常にいい試合をしてくれた。出澤も大学生対決でもうちょっとだった。
最後橋本が1点取ってくれたことは次に繋がる。あと19試合あるので選手たちとしっかり準備していきたい。
Tリーグの雰囲気について
雰囲気は独特。お客さんが沢山来てくれていて、Tリーグ開幕で緊張もあった。うちも(佐藤と橋本の)カットマン2人がいてバリューエーションが豊富。九州の皆さんが応援しくれていると思うので期待に答えたい。
横井を2番に置いたオーダーの狙いは?
2番は早田が来ると読んで横井を起用。横井は高校2年生でインターハイ3冠王で乗っている選手。エース級の早田にあてて、勝つことでチームの指揮も高まると思い、敢えて2番にオーダーした。
もちろん日本代表で全日本チャンピオンの早田に簡単に勝てるとは思っていなかったが、チャンスはあると思っていた。結果は1-3と十分試合になっている。本人も緊張したと言っていた。この経験が必ず次に繋がると思う。
チームとしての調整は
佐藤、橋本らがミキハウスで練習しているので何回か足を運んでコミュニケーションをとっていた。9月20日の熊本の試合に向けても、コミュニケーションを取りながらやっていきたい。無観客だが皆さんオンラインで応援してほしい。
橋本帆乃香のコメント
写真:橋本帆乃香(九州アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
試合を振り返って
最初1番でダブルスに出させていただいて、Tリーグ初出場で緊張して手が震えたり、サーブが思うようにコントロールできない状態で負けてしまった。
でも、最初に試合が出来たことによって4番でいい試合ができて勝ちに繋がっていいスタートは切れたと思う。
他の試合との違いは
照明がいつもと違い、暗い中でライトアップされている会場の雰囲気が久しぶりで緊張した。
団体戦も久しぶりですごく近くにお客さんもいるという状況にも慣れていなかったこともあって緊張した。
ファンの前で佐藤とのダブルスを組めたこと
プレーはできたが試合は1-2で負けてしまって、いい形でスタートがは切れずに悔しい気持ちは残っている。
ただ、2人でダブルスを組んで皆さんの前で試合できたのは嬉しかったし、たくさんの人にもっともっと見てもらいたいと思っている。
シングルスでの勝利について
直近の試合(8月の選考会)で4-3で競った試合をしていたので相手も作戦を立てていたと思う。
自分も4-3でギリギリ勝った後ですぐに当たると決まったときは大丈夫かなと思ったが、団体戦なので、チームは負けていたが、九州の皆さんに元気を与えられるように1勝でも出来たらいいと思って全力で戦った。
新チームとしての楽しさと難しさ
色んな戦型がいたり、普段一緒に練習していない選手たちと同じチームになって、交流ができるので楽しさがある。
コロナ禍で合同練習が一度もできず、コミュニケーションが取りにくい点は難しかった。今日の試合前は18時試合開始のところ、昼頃に会場入りしてチームとしての練習ができた。
日本生命レッドエルフ 3-1 九州アスティーダ
〇森さくら/長﨑美柚 2-1 佐藤瞳/橋本帆乃香
11-5/9-11/13-11
〇早田ひな 3-1 横井咲桜
11-9/6-11/11-4/11-9
〇笹尾明日香 3-1 出澤杏佳
11-10/11-10/9-11/11-9
長﨑美柚 0-3 橋本帆乃香〇
10-11/7-11/6-11