【Tリーグ】張本智和「自分のするべきことをするだけ」VMで"難敵"にリベンジ | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本智和(木下マイスター東京)/提供:T.LEAGUE/アフロ

大会報道 【Tリーグ】張本智和「自分のするべきことをするだけ」VMで“難敵”にリベンジ

2022.02.19

文:ラリーズ編集部

<ノジマTリーグ2021-2022シーズン 2月19日 神戸市立中央体育館>

卓球ノジマTリーグ2021-2022シーズンでは19日に男子の木下マイスター東京とT.T彩たまの試合が行われた。

ダブルスと第2マッチを制したT.T彩たまが2-0とリードするも、木下マイスター東京が第3マッチで大島祐哉が丹羽孝希に、第4マッチで及川瑞基が篠塚大登に、ビクトリーマッチで張本智和が曽根翔に勝利し、逆転勝利。レギュラーシーズン1位を確定させた。

張本は曽根に3連敗(ビクトリーマッチ含む)を喫していたが、最後にリベンジを果たした。

試合後、張本智和がオンラインで取材に応じた。

木下マイスター東京 張本智和コメント

試合振り返り

この1,2か月で曽根選手とたくさん対戦して、今回も第2マッチ負けてしまったんですけど、内容とか最後も6-6スタートなので悲観的にならずにビクトリーマッチに臨めました。ビクトリーマッチは戦術もしっかり組めて、やり切れると勝てると分かったので、今は安心している気持ちが強いです。

腰の調子は?

まだ完治はしてないですけど練習は少しずつ普通のものに戻れています。試合では足が動ききらないときは仕方ないと自分で割り切ってやっているので、どんなスコアでも、勝敗でも今は気にせずにプレーできることを喜んでやっています。

VMでの心境

色々経験してきて、中学生の頃のように燃える、というようなことはなくて、本当に自分のするべきことをするだけですし、これが自分の仕事。ビクトリーマッチは回ってくると思って、勝ちに近づけるように戦術を練って準備していたのでそれが今回は上手くハマったと思い餡巣。

これだけたくさん皆と試合をしていると常に勝ち負けがあるので、それを引きずらず、勝っても逆にあんまり今は喜ばず、本当に自分の目標を達成できたときに喜べると思うので、それまではすべて通過点だと思って、しっかり自分の卓球人生悔いがないようにやっていけたらと思います。

最近は自分の状態で試合前からこういう感じかなとわかっています。負けたら周りはいろいろ言いますけど、自分の中でわかっていればいいことなので、そこはまだ高校生ですけどしっかり経験してきたところがあると思います。

レギュラーシーズン1位について

レギュラーシーズンは及川選手が一番活躍されて、周りの大島選手、吉田選手、田添選手、松島選手、途中参加の郡山選手、野田選手、鈴木選手、藤村選手ら本当に皆が支え合ってのレギュラーシーズン1位だと思うので、ファイナルではもっと自分が力になれるように、1点でも2点でも回ってきたところは自分の仕事ができるように、頑張りたいと思います。

観客の前で試合することについて

コロナ禍になる前と比べてお客さんが減ってしまっているのは仕方ないことですし、それでも一人でもお客さんが見に来てくれるなら全力でプレーしたいですし、1人でも拍手をしてくれるなら自分の力になりますし、何人観客がいようと1人1人の応援に力をいただいているので、プレーで恩返ししたいと思っています。

妹・張本美和が来年の全日本一般優勝も目標と言っていたが

昨日芝田沙季選手にストレート勝ちというのは、兄として嬉しいよりもびっくりの方が強いです。人をびっくりさせているときは一番伸びるときだと思うので、ここから来年の1月まで妹が成長できれば可能性は0ではないと思います。

ただ、女子は男子以上にレベルも高いと思うので、その中で全力でプレーして優勝できたら兄として本当にうれしいです。

木下マイスター東京 3-2 T.T彩たま

大島祐哉/松島輝空 0-2 上田仁/松平健太〇
8-11/4-11

張本智和 2-3 曽根翔〇
11-8/10-11/8-11/11-6/9-11

〇大島祐哉 3-0 丹羽孝希
11-9/11-10/11-6

〇及川瑞基 3-1 篠塚大登
11-7/11-8/4-11/11-8

〇張本智和 1-0 曽根翔
11-8

男子順位(2月19日時点)

1位 木下マイスター東京(14勝5敗 勝ち点46)
2位 T.T彩たま(8勝9敗 勝ち点30)
3位 岡山リベッツ(8勝10敗 勝ち点28)
4位 琉球アスティーダ(6勝12敗 勝ち点23)

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