文:ラリーズ編集部
<卓球・ノジマTリーグ2023‐2024シーズンプレーオフ 日程:3月22~24日 場所:代々木第二体育館>
22日、ノジマTリーグ2023‐2024シーズン男子プレーオフセミファイナルが開催され、レギュラーシーズン3位の岡山リベッツと同2位の琉球アスティーダが対戦した。
岡山リベッツが1stシーズン以来のファイナル進出
1stシーズン以来のファイナル進出を狙う岡山と、2シーズン連続でのファイナル進出を狙う琉球。第1マッチのダブルスは、岡山が丹羽孝希/ヤンアンペア、琉球がジョシンコウ/シュウユウペアを起用した。
写真:ジョシンコウとシュウユウ(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
このカードは8月の試合でも対戦しており、そのときは丹羽/ヤンアンペアが勝利していたが、この試合ではジョシンコウ/シュウユウペアが巧みなコース取りとパワフルなフォアハンドドライブで主導権を握り、第1ゲームを先取する。第2ゲームで立て直したい丹羽/ヤンアンペアだったが、ジョシンコウ/シュウユウペアの勢いは止まらず、ゲームカウント2-0で第2ゲームもジョシンコウ/シュウユウペアが勝利し、琉球が第1マッチを制した。
写真:ハオシュアイ(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
第2マッチではハオシュアイ(岡山リベッツ)とジョシンコウ(琉球アスティーダ)が対戦。ジョシンコウは、ダブルスの勢いそのままに11-3で第1ゲームを制するも、続く第2ゲームからはハオシュアイがサービスの配給を巧みにコントロールし、徐々に流れを掴む。勝負は最終第5ゲームまでもつれるも、サービスで流れを掴んだハオシュアイが11-8で第5ゲームを奪取し、ゲームカウント3-2で勝利。岡山が1マッチを取り返した。
写真:ヤンアン(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
貴重な勝利を挙げて勢いに乗った岡山は、第3マッチにヤンアンを起用。琉球はエースの張本智和を投入するも、ヤンアンが序盤から前陣でのドライブ連打で張本から先手を取り、早々に2ゲームを先取する。第3ゲームは張本も粘って9-9とするも、最後まで攻撃の手を緩めなかったヤンアンが決めきり、ゲームカウント3-0で勝利。岡山がマッチカウント2-1で、ファイナル進出に王手をかけた。
写真:吉山僚一(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部
第4マッチでは、吉山僚一(岡山リベッツ)と吉村真晴(琉球アスティーダ)が対戦。試合は序盤から吉山がパワフルな両ハンド連打でポイントを重ね、2ゲームを連取。第3ゲームは吉村がペースを握って奪取するも、続く第4ゲームでは再び吉山が流れを掴み、最後は吉山の打球がネットにかかってエッジボールとなる形で得点し試合終了。岡山がシングルスで3勝を挙げ、1stシーズン以来となるプレーオフファイナル進出を決めた。
また、試合後のヒーローインタビューには吉山が登場し、岡山の応援団の声援について「僕らのホームのような雰囲気にしてくれた」とコメントした。
なお、23日のプレーオフファイナルでは、木下マイスター東京と対戦する。
吉山僚一コメント
試合を振り返って
序盤からリードして、点差をキープして自分のペースで試合を進められたのが良かったと思います。
対戦相手は全日本選手権で負けていた吉村選手だったが
真晴さんはすごく強くて、尊敬している選手です。全日本では(自分が)受け身になってしまったので、今回は自分が強気で攻める展開にできたことが勝因だったと思います。
監督やチームメイトから試合前にどのような声をかけられたか
「緊張せず、リラックスして思い切ってやってこい」と言われました。
初のプレーオフ出場だったが
いつも以上に緊張しましたが、平常心の意識と、勝ち負けよりも自分のプレーをすることを重視しました。結果的に勝つことができて良かったです。
明日のファイナルに向けて
相手はスター軍団なので難しい試合になると思いますが、ひとりひとりの気持ちが重要になると思っていて、その積み重ねで勝利を勝ち取ることができると思っています。
ノジマTリーグ2023-2024シーズン 男子プレーオフセミファイナル
〇岡山リベッツ 3-1 琉球アスティーダ
写真:岡山リベッツの応援団/撮影:ラリーズ編集部
丹羽孝希/ヤンアン 0-2 ジョシンコウ/シュウユウ〇
6-11/4-11
〇ハオシュアイ 3-2 ジョシンコウ
3-11/11-7/9-11/11-5/11-8
〇ヤンアン 3-0 張本智和
11-8/11-8/11-9
〇吉山僚一 3-1 吉村真晴
11-8/12-10/6-11/11-6